引越しの準備として、いろいろな荷物を段ボールに箱詰めしています。箱詰めしていると、私が高校を卒業してからの懐かしい物や資料が次々に出てきます。何か、昔の自分を探している気分にさせられます。私が仕事上一番の転換期は、10年ほど前に電機メーカーから福祉関係の仕事に転職したことでしょうか。電機メーカー時代の給与や名刺を見つけてじっと考えてしまいました。この転機は、給与などの面では失敗だったかも知れませんが、精神面や時間作りなど、また今後の両親の介護を考えると成功だったのではないかと。失うものも多かったですが、得たものの方が多かったように思います。
電機メーカーに勤めていたころの名刺や給与
電機メーカーの勤めていた頃は、とにかく仕事がきつかったように思います。仕事以外に論文をいくつか書きました。全国を営業して回ったり、各工場に転勤したりと目まぐるしい生活でした。残業も一時的に月100時間を越えたこともありました。通勤時間も往復４時間以上（青梅〜鎌倉）だったこともありました。精神的にもきつかったように思います。
小型コンピュータ関連の論文表紙 オンライントランザクション関連の論文 
珍しい電球が残っていました。青くて大きな電球です。この電球を使うと、肌の色がきれいに撮れます。ただ、ワット数が大きいのでとても熱いのが難点です。また。寿命が短いので撮影する時には常に2個用意しておかないと心配でした。電気を流すと、まだ光りました。この電球以外にも、古い真空管（ＳＴ管）が何本か出てきました。この真空管は高校生の頃からの収集品です。いつかこの真空管を使ってラジオの一つでも作ってみたいと思います。
映像用の青色電球 古い真空管の数々
オープンリール方式の磁気テープが大量に出てきました。私の学生時代、音楽は主にカセットテープに録音していました。しかし、カセットテープは音質が悪かったため、私はオープンリール方式のテープに録音していました。自分自身楽団に所属してＪＡＺＺなどの音楽を演奏していたため、音質にはこだわりを持っていました。今ではすっかり有名になった高橋真理子、武田鉄也、また「青い三角定規」などのフォークグループの前座で演奏したことが懐かしく思い出されます。その当時録音したオープンテープがたくさん出てきたので、山口県に戻ったらこのテープに録音された音楽を聴いてみようと思います。購入したＬＰレコードもたくさんありました。
40年ほど前、音楽を録音したオープンリール方式の磁気テープ
続いて、あまり使わなかった点字用具が出てきました。福祉関係の仕事をするために、点字を習っていたことがあります。点字は面白いことに、穴を開ける人は紙の表側から穴を凹型にあけます。しかし、それを読む人は紙の裏側から凸型を読みます。読み手は左から右穴を指でなぞって読むので、穴は逆の右から左にあけていきます。いろいろ練習しましたが、この点字はものになりませんでした。
点字で穴をあける道具 私が穴をあけた点字
引越しの準備をしていると、午後すぐにすごい暴風雨になってきました。今日、荷造りした段ボールは、駐車場ではなくサンルームに置きました。しかし、どこからか雨が吹き込んできて少し濡れてしまいました。なお、午前中に市役所に行って転出手続きを済ませておいたのでラッキーでした。明日、健康保険の延長手続きを済ませれば、引越しの手続きはほぼ完了です。段ボールの数は100個位になったでしょうか。さらに、テーブル、ベッド、ソファ、エアコン、冷蔵庫、イス類などがありますので、トラックにすべて載せられるか心配です。
夕方近く、荷造りが終わった段ボールの数々
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山口県への引越し準備（3）
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