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Channel: 東京里山農業日誌
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青梅,奥多摩,山梨ツーリング(6/7)

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 山梨県の丹波山村を過ぎると、ひたすら小菅村に向かって山を越えました。都心では平地が多いため、町や村の境は道標をみなければ分かりません。しかし、この奥多摩付近は山ばかりです。このため、町や村の境はほとんどが山です。このため、隣村に行くためには山を越えなければなりません。車のない時代、みんな歩いて一日仕事で往復したのでしょう。ましてや、真冬であれば泊まりを覚悟で往復したのではないかと思います。

        丹波山村と小菅村の境付近、はるか下に丹波山村を見下ろして


 丹波山村からの登りは急で、小菅村への下りはだらだらとした下りでした。所々杉林の中を抜けるのですが、日陰に入るとグッと寒さが体にしみ込みます。小菅村に着くと、中心部から村の西端に進んで止まりました。何年か前、この道の先にある壮大な滝を見に行ったのですが、今回はだいぶ山陰が迫ってきたので滝を見ることをあきらめました。村の民家の西端の一角でバイクを止めてしばし休憩しました。

      小菅村西端の民家            山の陰が忍び寄る小菅村
 

 丹波山村もそうですが、小菅村は山と山に挟まれたいわば川底の村です。このため晩秋から初春にかけて、午後すぐに山の陰が村を覆います。このため、私が村に着いた時はすでに村の半分が影に隠れていました。そして、バイクに乗っていると冷たい風が当たるようになりました。温泉「小菅の湯」に寄ろうか迷いましたが、今回は寄らずに小菅村を足早に出発しました。

        山梨県大月方面と上野原方面の分かれ道がある浅久保地区


 小菅村を出発してしばらくすると、山梨県大月方面と上野原方面の分かれ道がある浅久保地区に着きました。今回は上野原方面に向かいました。さらに進むと、吉野地区に着きました。8年前この地区にはヒエを栽培している家があり、いろいろお話を伺ったことがありました。

      小菅村から長作への道         日陰が、いく筋もかかった山々
 

 吉野を過ぎると、小菅村を時々振り返りながら山を登りました。そして、開けた尾根に着くと後は長作地区に向かって緩い下り坂を走りました。しばらくすると長作に着きました。この長作、面白いことに小菅村管轄でありながら、バスや郵便は上野原市管轄だそうです。小菅村よりも上野原に近いのでなるほどと思います。こには、鎌倉時代頃に建てられた長作観音堂があります。国の重要文化財とのこと。4年前、この観音堂を訪れて見学しました。今回は時間がないため通り過ぎました。

            鎌倉時代頃に建てられた長作観音堂がある長作地区


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