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Channel: 東京里山農業日誌
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織った布の切り取り方法を学ぶ

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 先日、柳井縞会長のIさんに郷土館まで来ていただいて、明治時代制作と思われるとても古い織機を直していただきました。おかげで、縦糸200本程度幅約20cmの布を織ることができるようになりました。その後、郷土館に時々来る子供達が体験的に織っています。しかし、織ることはできるのに切り離し方が分かりません。そのため、子供達に織った布をプレゼントすることができません。今回、Iさんに来ていただいて、切り離し方を教えていただきました。

            途中まで織った布を下図の切断部分で切り離す。


 布を切り取る場合、切り取る場所を織らずに隙間を開けます。今回は隙間を空けましたが、厚紙二枚を挟んでもかまいません。隙間を空けてどんどんと織っていきます。2cm位織れば隙間をハサミで切ることができます。厚紙を使うと、正確に切る場所を決められます。

   張った布を緩める     布をムカデから外す    新たな織り場所にムカデ
  

 隙間を空けて2cm程度織ると、ムカデ?から布を外します。外すときは、いったん張った布を緩めて細い棒をムカデから抜きます。すると、スルリと布が外れます。次に外した布の隙間をハサミで切るのです。その厚紙二枚を挟んだ場合は、厚紙二枚の間をハサミで切ります。

      織った布をムカデから外し、隙間の中間部分をハサミで切る


 これで、織った布を外すことができます。末端の糸をほつれないように処置をすれば、コースターなどに使うことができます。柳井縞の工房でも、初心者はこのようなコースター作りが体験できるようです。郷土館には時々、子供達が寄って来ては布を織っていますので、これからは、織った布をプレゼントできそうです。

   子供が織った布    そうこうを調整中のIさん   織機のおさを調整中
  

 布を外した後、Iさんに織機の調整をしていただきました。なにしろ古い古い織機なので糸がもつれることがあります。縦糸を上下するそうこうが糸制のため、どうしても引っかかるようです。柳井縞の工房で使われている織機は、そうこうに細い針金が使われています。今は細い針金が主流のようです。調整していただいた後、再び布を織ることができるようになりました。Iさんありがとうございました。

         そうこうの調整後、縦糸がきれいに上下に分かれる


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