来月予定のウォーキングの下見をしました。かつて巡礼されていた麻郷詣り南平和十一番霊場以降の順路を歩いてみました。まずは本番予定のとおり平生MaxValueに集まりました。そして、西浜バス停に移動しました。平生のバス路線は複雑で、徳山方面に行く時と、徳山から戻るときはバス停が異なるのです。今回の下見で初めて知りました。西浜バス停は平生クリニック傍にあります。西浜バス停からバスに乗って、戎ヶ下バス停で降りました。めったにバスに乗らないため、下車する時の支払いにも戸惑いました。自動的にお釣りが出るとばかり思っていたのです。
戎ヶ下バス停で下車 戎ヶ下大師堂に到着 大師堂内に安置された仏様
戎ヶ下バス停で下車すると、横断歩道を渡って南平和十一番霊場の戎ヶ下大師堂に向かいました。大師堂に到着すると、お堂の中を見学させていただきました。ここは数人の古老が今でも大切に守っています。中も外も綺麗に片付けてありました。今回は下見のため時間制限はありません。せっかくの機会ですので、大師堂横の山にある八十八番ヶ所巡りをしてみました。
八十八番ヶ所を巡る 戎ヶ下の成器堂跡 海産物加工所を見学
八十八番ヶ所のお地蔵様はどれも個性的な地蔵様でした。頂上に着くと休憩のための長椅子が置かれていました。造船所がよく見下ろせました。大師堂を出ると、かつての旧国道を歩きました。ちなみに、今の戎ヶ下の国道は戦後開通した新しい国道です。しばらく歩くと麻郷小学校の前身の成器堂跡がありました。次に、江戸時代に砂浜だった州の鼻に行きました。
海産物加工場で働く方々 並べられたサヨリの開き
ところで、州の鼻の海岸を散策していると、A君の知り合いの方に偶然出会いました。その方の案内で、近くにあるK海産物加工場を見学させていただくことになりました。A君とその方、そしてK海産物加工場の社長様に感謝致します。
その加工場では何人かの方々が忙しそうにサヨリの開きを作っておられました。そして、広場に出るとそのサヨリの開きが干されていました。さらに、たくさんの小魚の開きが天高く干されていました。田布施にもこんな場所があることに感激しました。
天高く干された小魚の開き
ところで、田布施地方史研究会誌第142号によると、江戸時代に州の鼻は隠密など罪人の処刑地でした。今金龍館跡近くにあるお地蔵様、かつては道の反対側に安置されていました。幕末期、このお地蔵様脇には処刑された首が並んでいたとのこと。罪人を弔う名も無きお地蔵様は、いつしか今の場所に移されました。そして今も、静かに弔いを続けています。
名も無きお地蔵様 〇は水場側の桟橋跡 戎ヶ下の菅原神社
そのお地蔵様を拝むと、かつて戎ヶ下と対岸の水場を結んでいた渡船場跡を見学しました。私が小学生の頃、この渡船場から水場に渡ったことを覚えています。この渡船場の最後の日、テレビ放送局が撮影に来たそうです。水場側にある桟橋跡が当時の名残をとどめています。続いて戎ヶ下の菅原神社を参拝しました。田布施町のタイムカプセルが納められていました。いつ掘り上げて開封するのでしょうか。次に、横断歩道を渡って泊団地へと向かいました。
今回、麻郷詣り順路を下見ウォーキングしたコース
==========健康ウォーキングクラブ==========
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田布施町 麻郷詣り順路ウォーキングの下見(2/3)
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