去年の春に長沼公園東側を散策しました。雨跡の湿った山道を散策しました。その後、今年の正月に公園中央の山道を散策しました。。そこで、今回はこの公園の西側を歩いてみることにしました。ただ、この西側は20年以上前に子供会活動で何度も歩き、数年前にも晩秋に散策したことがあります。
右丸は去年春、中央丸はこの正月、左丸は今回散策
この都立公園は、先日散策した平山城址公園西園から西側に連なる尾根の一角です。尾根から北側向かってなだらかに落ち込むよう地形です。ほとんどが山で構成されている自然公園です。このため、公園内は山道で結ばれています。ほとんどが山のためリスやタヌキが住んでいます。今はまだ寒いので、これらの小動物を見ることはできません。
公園のもっとも高い場所にある展望台
最初、この公園の最も高い場所にある展望台に行きました。その展望台で八王子市街や日野市街を見下ろした後、この公園の西側に向かって歩きました。尾根道の途中にはひなびた昔の建物を利用した焼肉店があります。その店を通り過ぎて100mほど歩くと、下に向かって伸びる尾根道に入りました。
展望台から見下ろした八王子市街と日野市街
その尾根道は石ころばかりのとても痩せた道で、しかも道には木々の根が張っているために油断するとつまずいてしまうようなとても歩きにくい道です。ただ、晩秋のように落ち葉が積もっていなかったので、落ち葉で滑ってしまう危険性はありません。不思議なことにこの山道に転がる石はどれも丸い形をしています。
昔の建物を利用した焼肉店 狭い山道の入口
本か何かで知ったのですが、この山は数万年前には川底にあったそうです。川底には川の流れで磨かれた丸い石がたくさんあります。数万年の間に隆起して今の山になったとか。川だった証拠に、この公園には貝殻が析出する崖があります。
一人しか通れない痩せた尾根道、最新の注意をはらって歩く
尾根道を下りきると、この正月に登った山道と合流します。今回は、さら西側を通る沢筋の道を歩いて今度は山を登ってみることにしました。最初、崖崩で閉鎖された道を迂回するための木道を通りました。
閉鎖された道を迂回する木道 向こう側に見える下った尾根道
木道を渡ってしばらく歩くと、急に開けた沢筋の草原が見えてきます。夏は緑のじゅうたんのような草原ですが、今は季節がまだ寒いため、低い枯草が目立つ草原です。この草原を迂回するように整備された歩道を歩いて尾根に向かいました。
草原を迂回するように整備されたハイキング道
なだらかなこの草原は、南から沢に向かった緩やかに下っています。冬に雪が積もると、かっこうなスキー場に早変わりします。数年に一度スキーができます。子供が小さい頃、一度だけ雪が積もったこの草原に来たことがあります。大勢の子供がソリに乗って下っていました。
雪が積もると、かっこうなスキー場に早変わりする草原
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長沼公園の西側を散策
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