7月田布施町郷土館で夏の草刈りをしました。草刈りを終えたソテツの根本に旧麻郷村の石碑があることに気が付きました。今年、田布施町合併60周年です。60年前麻郷村が無くなった頃に掘り上げられ、紆余曲折ののち郷土館に持ち込まれたのでしょう。旧宿井村や旧麻里府村などの石碑は今、どこに置いてあるのでしょうか。
草刈りをしたついでにソテツの周辺にマリーゴールドと数種類の雑穀の苗を植えてみました。
草刈り後のソテツ周辺(7月上旬) ソテツの根本をクワで開墾
苗を植え付ける前に、クワで耕してみるといきなり瓦礫です。カチカチで掘ることができません。苗を植える窪みが掘れるだけでした。その窪みに苗を植えました。今回植えたのは、古代から江戸時代にかけての主食であったヒエなどの雑穀です。今では忘れ去られた食物です。これらの雑穀は、先祖の食生活を支えてきた、いわば食料遺産です。
下右はシコクビエ,下中はヒエ,下左はハトムギ,上はサトウキビ
苗を植えた雑穀は4種類です。シコクビエ,ヒエ,ハトムギ,サトウキビ(田布施でサトウキビと呼ばれているのは砂糖モロコシ)です。なお、アワ,キビ,蕎麦,アマランサスなどの雑穀は今年は植えませんでした。
郷土館に試しに植えた雑穀は、肥料分が少ないことと土が固く瓦礫が多いため育ちがよくありません。それでも小さな穂が出ています。来年も植えてみようか思案しています。
数珠玉に似たハトムギの穂 シコクビエの変わった形の穂 目立つマリーゴールドの花
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旧麻郷村石碑と田布町郷土館に仮植えした雑穀
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