先日田布施町郷土館は棚卸をしました。その結果、傷みが見られた衣類などがありました。資料にとって、大敵の筆頭は湿度です。予算が十分ある資料館や博物館などでは、湿度や温度が管理された倉庫で資料を保管しているそうです。我が郷土館は、せめて湿度だけでも管理しようと倉庫内に除湿器を導入しました。
開館時の湿度75% 市販の除湿器 別の倉庫にも除湿器
今の季節は、保管資料にとって大敵の梅雨です。建物内にいると、なんとなく湿気を感じます。さて、郷土館開館時8:30の倉庫内の湿度は75パーセントでした。結構な湿度です。除湿器は閉館する5:00までスイッチを入れたままにしておきます。閉館後から次の開館時までの夜はスイッチを切ったままです。開館中の8時間で、どの位湿気が取れるでしょうか。
棚卸が済んで、綺麗に並んだ各種資料
閉館時午後5時に除湿器に溜まった水を計測してみました。すると、1部屋1.9Lの水が溜まっていました。1部屋は4畳半よりも狭いのです。しかも、湿度は75%から69%にしか下がっていませんでした。まだまだ除湿器に頑張ってもらわなければなりません。
ところで、昨日も除湿したのですが、朝になると湿度が75%に戻っているのです。資料内に含まれる湿気が夜な夜な出てくるのか、又は隙間から湿気が入って来るのかも知れません。後者ならば対策が必要です。これからしばらく除湿を続けていれば、どちらが原因か分かると思います。
湿度が75%から69%に 除湿して溜まった水1.9L
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田布施町郷土館 資料倉庫を除湿するも
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