今日は朝から展示会の準備でおおわらわでした。展示は大きく分けて三つのコーナーからなります。私は、二つのコーナーを担当しました。一つ目は真空管関連の歴史やその実物を並べたコーナーです。二つ目は真空管オーディオのコーナーです。懐かしいLPやEP版レコード、そしてそれを鳴らすアンプ類です。三つ目のコーナーは無線や電信などの歴史説明や実機を並べます。この三つ目のコーナーの担当はHさんにお願いしました。
電信体験コーナー 並べた各種真空管 古い真空管ラジオ各種
まず、私が担当した真空管関連の歴史コーナーです。鉱石ラジオに始まって、昭和20年代までの三球ラジオ、そして昭和40年代に製造が終わった五球スーパートランスレスラジオに至る各世代のラジオを展示しました。アンテナを繋いでそれらのラジオを実際に聴くことができるようにしました。性能が劣るはずの三球再生式ラジオもよく鳴ります。
真空管オーディオコーナーの各種真空管アンプ
展示ケース内には、特殊真空管単体を展示しました。例えば、デカトロン,ニービスタ管(世界最小の真空管),数字表示管(ニキシー管),マジックボール,電池管,放送用出力管,蛍光表示管などです。また、真空管を勉強するための当時の教科書,参考書,そして雑誌も展示しました。
真空管式メインアンプ※2A3 昭和20~30年代の真空管関連教科書
続いて、真空管オーディオコーナーではいくつかの真空管アンプを展示しました。真空管メインアンプ3台、プリアンプ3台(真空管,トランジスタ),真空管式レシーバー,そしてコンデンサヘッドホン専用真空管アンプです。それにプレーヤー1台です。そして、レコードとして、昭和30~40年代の小学生用文部省推薦曲レコード,歌謡曲,ポップスそしてジャズなどのレコードを陳列しました。そして、実際にそれらのレコードを鑑賞できるようにしました。
昭和30~40年代のレコード 小学校の文部省推薦曲 展示会の看板を貼る
電信や無線のコーナーには各種真空管式無線機を展示しました。そして、電信の歴史を説明する年譜を張りました。送受信した後にいただいたべリカードも展示しました。昭和基地や南アフリカから届いたべリカードがあります。電磁石やキーを使って、モールス信号を発信する体験ができる装置も展示しました。11月末までの長期間展示です。真空管関連の講習会を開いてもよいかなとも考えています。
無線や電信の歴史を学ぶコーナー