現在、羊の毛を使って糸紡ぎをしています。さらに、今年からは綿を栽培して収穫した綿を使って糸紡ぎをしようと思っています。その糸紡ぎに、紡錘車(スピンドル)を使うつもりです。しかも、古代田布施に住んでいた人々が使っていたものと同じ紡錘車を使うつもりです。古代の紡錘車はコマの部分が焼物(素焼き)なのです。そのコマを焼いて再現しようと思っています。田布施の陶土を使い、田布施町中央公民館にある窯(現在休止中)を使って焼くつもりです。
田布施町中央公民館の窯、今でも十分焼けるとのこと
手順としては、田布施で採取した陶土を焼物ができるような粘土に加工すること。その粘土を使って、紡錘車のコマや皿などに整形します。十分乾燥させた後、中央公民館の窯で焼きます。今回、中央公民館の窯を使うことができるYさんに指導していただきながら焼くことが決まりました。将来的には、古代田布施の焼物を子供達に体験してもらうプロジェクトにしてもよいかと思っています。一昨年、紙粘土でお皿などを作りましたが、今後は粘土を使った本物の焼物作り体験にしたら良いと思います。
窯の炊き口(薪を入れる炉) 焼物の投入口
まずは、粘土作りから始めます。川西地区にある陶土を採取して持ち帰り、水に溶かします。そして、根や砂などのゴミを細かい網で取り除きます。そして、一週間程度乾かして水分を飛ばして、焼物用粘土を作ります。まだまだ寒いので、温かくなる3月後半に始めようと思います。kさんの持っている陶土と私が作った陶土を焼き比べてみようと思います。古代田布施の焼物を再現できるでしょうか。
右から、窯を指導していただくYさん,私,そしてUさん
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古代田布施の焼物再現の準備 土と窯
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