去年から羊の毛を使って毛糸を紡いでいます。その一番オーソドックスな道具が紡錘子です。スピンドルとも言います。私が使っているは、下画像の下段と中段の紡錘子です。中段のものは、購入したものです。下段のものは、不要なCDを使って私が制作したものです。上段は大波野のOさんにお借りしている綿糸を紡ぐ小型の紡錘子です。
各種紡錘子、中下段は羊毛用、上段は綿用
ところで、数年前に田布施で古代紡錘子の円盤部分の土器が発見されました。古代においては、木を円形に加工することが難しかったようです。そのため、古代田布施では土器として作ったのでしょう。今では木工旋盤を使って容易に作ることができますが。
紡錘子を使って毛糸を紡ぐ
田布施で発掘された土製紡錘子円盤部には横筋が入っています。その筋の意味が分かりません。Oさん借りた紡錘子を見ると、根元に滑り止めの細い留め具が刺してあります。古代も円盤が滑らないように細い楊枝状のものを刺したのではないかと思います。そのため、刺す個所が横筋になっているのではないかと思います。その土製の紡錘子を再現するため、田布施の陶土を使って、中央公民館にある窯でこの紡錘子や皿を焼く計画です。
二つの部品からなる紡錘子 現代紡錘子の細い留め具
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糸紡ぎに使う、各種紡錘子(スピンドル)
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