今にも壊れそうな、郷土館の機織り機が少しずつ直っています。かつてのような反物を織ることはできませんが、織物を体験できる程度には直ります。柳井縞の会長Iさんに来ていただいて修復が進んでいます。
縦糸を繰り出す部分 縦糸を上下させる部分 横糸を通す部分
修復中の機織り機は、明治時代の高機(たかはた)とのことです。長い年月の間にあちこちが傷んで虫食い場所がたくさんあります。板と板の間が緩んでいる箇所は外れてしまう可能性があるとのことです。そのため、ネジを打ち込んで固定した箇所があります。次に壊れた時には板を新調するしかないようです。
体験用の各種色の横糸 修理中の機織り機を調整しているIさん
今回の修復で、柳井市にある体験用柳井縞程度の布は織れます。着物にする反物は織れなくても、テーブルクロスやコースターなどは織れそうです。たまたま田布施西小学校の子供達がやってきました。修理中の機織り機を見せました。数人が「織ってみたい。」とのこと。夏休みの自由研究として、この機織り機は使えると思います。今後、子供も大人もこの機織りを体験してもらえたらと思います。そして、田布施がかつて織物が盛んだったことを知って欲しいと思います。
ところで、2日から8日まで東京の我家に帰ります。そして、人間ドッグ、秋葉原、そして水戸市などに出かけます。空いた日には八王子近郊をウォーキングをしようかと思っています。
試しに簡単な織物を織る、小さな布の出来上がりです
↧
田布施町郷土館 機織り機(高機)の修復
↧