先日、田布施町の土で作った陶土で素焼きの土製品を作りました。焼成した温度が良かったのか硬く、叩くとキンキンと良い音が出ます。その土製品に釉を塗って日常で使えるような土製品ができるか本焼きしてみました。一番の問題は、七輪で1200度を超える温度が出せるかでした。
釉を塗った素焼きした土製品を大量の炭に載せ、熱風を送風 炎が吹き出る
素焼き時には、土製品が破裂しないように徐々に温度を上げていきました。しかし、本焼きでは素焼きが終わった土製品を焼成します。そのため、一気に温度を上げました。温度の上昇を助けるため、素焼きより炭の量を多くし、かつ熱風を吹き込みしました。温度がだいぶ上がったのか、排出口から炎が吹き出ました。ただし、何度かは分かりません。
焼き上がりを楽しみに待つ 焼きあがった土製品
30分位は温度が高かったようですが、燃料の炭が燃え尽きたのかしだいに炎が小さくなりました。温度が低くなった頃、中の土製品を取り出してみました。すると、次のような失敗がはっきりしました。
1.釉薬が溶けたのは良いが隣の土器に付着して融合、つまり土器と土器がくっつく
2.予定通りの色が出ない・・・温度と時間の関係?
3.ガラス質の釉薬が流れて落ちて下の土製品に付着
以上の理由により、初めての本焼きは大失敗でした。ただし、予定の温度が出たのは成功でした。何から何まで初めての事なので、まあこんなものでしょうか。次のための良い経験・勉強になりました。
変な色だった紡錘子 融合して一体化した土製品