8月20日、都庁に行ってきました。家を建て替えるための資金の最終契約のためです。山口県田布施町で発行した住民票,印鑑登録証などを持って行きました。資金は普通の銀行で借りても良かったのでしょうが、都職員である家内はより低い利率で都庁から借りることができます。都庁16階に上がっていろいろ本契約しました。署名したり印鑑を押したりと、そして同時に土地を担保とする契約などもしました。
都庁前駅から都庁を見上げて 契約資料を手に都庁入口前で
20年位前に我家を購入した時は、私が当時勤めていた日立製作所の信用で確か日本興業銀行で※千万円の手形を発行しました。その手形を数日間家で保管していた時は、不安で仕方がありませんでした。手形発行から数日後、相手方銀行にその手形を納めました。今回のように手形を使わない契約の方が精神的に安心です。なお手形発行の代わりに、土地などの登記簿は会社の預かりの形になりました。その後完済して登記簿は我家に戻り、土地屋敷は私と家内の共有名義となりました。当時はバブルの余韻が覚めない頃でしたので、購入するまでにいろいろトラブルがありとても苦労しました。
無事都庁での契約を済ませ、外の高層ビルを見上げる
都庁での契約手続きは2時間程度かかりました。契約が終わって都庁の外に出ると、もうお昼でした。このため、都庁近くにあった京王プラザホテルの食堂で昼食をとりました。この昼食の様子をシンガポールにいる娘に写メールすると、「牛ヒレを食べる主人とメイド飯のようだ。」と返信してきました(笑)。
家内の食事はメイド飯? 御徒町の徳大寺を参拝
昼食が終わると、大江戸線の都庁前駅から地下鉄に乗って上野御徒町駅に行きました。御徒町に来た理由は、父親の葬儀に来ていただいた叔父(父親の弟)に逢うためです。上野御徒町駅に降りてしばらく歩くと、偶然徳大寺の前を通りました。上野に来ることはそう多くないため参拝しておきました。
賑やかなアメ横通り、大晦日は交通規制があるほど
私の叔父と従弟達が経営するアメ横の中田商店に行きました。この中田商店は、全国的なミリタリーショップとして有名で一流ブランドになっています。ミリタリー関連映画によく衣装を貸すそうです。先日、俳優の織田裕二が、映画で着る衣装を選びに来たそうです。
叔父はまだ来ていなかったので、店員さんに案内された一室で待ちました。しばらくすると、叔父がやってきました。お土産を渡して葬儀などのお礼を言いました。そして、亡き父親の話題やミリタリーショップの話題で盛り上がりました。戦時に使われた戦車数台を納めている倉庫の写真なども見せてもらいました。
叔父の経営する中田商店 中田商店の店先で
叔父と、日本人は戦争とちゃんと向き合わないで蓋をしているのではないかなどの話をしました。亡き父親は、戦時中死ぬ瀬戸際をぎりぎり生き抜いて帰国しました。よほど辛かったのか、私には戦争の話をあまりしないで亡くなりました。日本が戦争に負けたのは仕方ないとして、戦後卑屈な良い子のふりばかりしているから竹島や尖閣諸島のような問題が次から次へと出てくるのではないかと思っています。なんとなく、ナチスのヨーロッパ侵攻を許してしまったイギリス首相チェンバレンの融和政策を思い出さざるをえません。
叔父と談笑していると、従弟のMちゃんがやって来ました。Mちゃんも加わり楽しく談笑しました。叔父は高齢のため、実質的にはMちゃんが中田商店を経営しているようです。中田商店は、叔父,従弟たち5人の大家族が経営しています。いつまでも繁盛して欲しいと思います。
久しぶりに逢った従弟のMちゃん、中田商店内にて
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東京八王子に滞在,家の建て替えほか (3)
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