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Channel: 東京里山農業日誌
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東京八王子に滞在,家の建て替えほか (5)

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 我家の解体が始まりました。昨日の早朝、家内が忘れ物を取りに我家に寄ったところ、すでに屋内が土足で汚れていたそうです。それを見て辛い気持ちになったそうで、すぐに我家から立ち去ったとのこと。そういえば、解体屋さんが「長年住んだ家が解体されるのを見て、泣き出す方があります。」と言っていたことを思い出しました。

              ついに解体が始まった我家、解体,分別が整然と進行


 私は家内と違って辛くなるようなことはありませんでしたが、家族の思い出の城がこうして壊されていくのを見ると、自然とさびしい気持ちが湧きあがります。10年位前までこの我家から横浜戸塚まで通勤していた頃を思い出しました。朝暗い6時頃に我家を出て2時間ほどかけて通勤していました。帰りは、午後10時に会社を出て家に着くのが夜0時だったことも少なくありませんでした。

       壊され小さくなる我家            あらわになった吹き抜けの照明
 

 解体の様子をひととおり見終わると、家の東南角地に回ってみました。庭木が傷まないように、また小さなゴミやほこりが飛ばないために幕が立ててありました。解体車両のエンジンだけが周りに響き渡っていました。昨日今日と快晴です。空の青さが目に染みるような良い天気でした。

                庭木が傷まないように幕で覆われた我家


 朝の解体工事を見終わると、仮住まいに戻りました。いろいろ用事を済ませ、午後もう一度解体現場に来てみました。すると、思いのほか解体が進んでいました。庭に面したサンルールは半分壊され、家の西端の壁があらわになっていました。この壁を壊せば家の形は無くなります。家の解体がこんなに簡単に進むとは思ってもみませんでした。

   半分壊れたサンルーム、西端の壁        玄関ドアが廃材トラックに
 

 この様子だと、この日のうちに解体は済んでしまうようです。解体の様子を見ていると、解体と言うよりも工事車両の牙で家がむしり取られているような気がします。むしり取られたり、はがされたり、つぶされたりと整然と解体が進んでいました。あーあ、ついに我家は木片に変わってしまいました。

                最後に残された西端の壁、次々に木片に変わる


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