仕事の合間を見ながら山仕事を続けています。この春までには、頂上から山すそまで綺麗にしようと奮闘しています。その成果かも知れませんが、山の尾根から反対側を見下ろせるようになりました。私が子供の頃、反対側は田んぼや山が広がっており、養鶏をしていた家がありました。尾根を越えてはその養鶏農家に卵をもらいに行っていました。当時は物々交換で、卵のかわりに我家で飼っていた乳牛から採乳した牛乳を渡していました。
少しずつ明るくなる我家裏の山すそ
私の住む家傍は戦時中、軍が燃料などの軍事物質を保管していました。当時、地元では集積所と呼ばれていました。三か所のゲートがあり、そこに憲兵が常駐していました。そして、人が入らないように山に沿って鉄条網が張られていました。さらに、その倉庫を空から狙われないように、銃座と思われる穴がたくさん掘られていました。昭和20年頃の米軍の航空写真を見ると、倉庫などの配置が良く分かります。私が子供の頃、今下草刈りしている山の周辺にその跡が数多く残っていました。麻郷の高塔や旭地区が、かつて軍が管理していた禁断の土地であったことを知る人は少なくなりました。
笹などの刈り取り前 笹などを刈った後
夕方になると、風が止むことがあります。そんな時は、伐採中に見つけた枯れ木を燃やします。厳冬の今、暖かい炎はありがたいものです。燃やしながら温まっていると、リンちゃん(東京八王子育ち)がやってきます。外飼いのリンちゃんは暖かい炎が大好きなのです。今回もやってきました。老猫のリンちゃん、この2月を越せば暖かい春がやってきます。元気で冬を越して欲しいものです。
炎の光を浴びながら暖まる老猫リンちゃん
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裏山の下草刈りを続行中(5/x)、老猫リンちゃん
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