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Channel: 東京里山農業日誌
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イチジク大変、大手術!

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 畑を見回りながら、このところイチジクの葉の色が薄いことに気が付いていました。最初は、この猛暑と日照りで木が弱っているのかな程度に思っていました。今回、イチジクの根本を見てびっくりしました。根元に木くずがたくさん落ちているのです。「やられた!」と思いました。芯食い虫(カミキリムシ)が幹に入って食い荒らしていたのです。

   色が薄く元気がないイチジク      幹の根本にたくさんの木くず
 

 このまま放置していると、イチジクは枯れてしまいます。素人ながら大手術をすることにしました。木くずが出たと思われる小さな穴を探しました。そして、その穴を小刀でぐりぐりとこじ開けました。穴がイチジクの幹の中心部に到達すると、幹が空洞になっていることが分かりました。つまり、幹の中心部を虫が食い荒らしてトンネル状になっているのです。ご丁寧にも、トンネル上部に通気口のような穴さえ開いているのです。

      穴を小刀でぐりぐりとこじ開けると、中心部の空洞に到達


 幹の中心部に到達した穴から殺虫剤を吹き込みました。すると、別の穴から殺虫剤が吹き出てきました。あらゆる穴から殺虫剤を吹き込んだ後、すべての穴に殺菌剤兼癒着剤を塗り込みました。そして、その上からビニールテープでぐるぐる巻きしました。

  殺虫剤を吹き込む    殺菌剤兼癒着剤を塗る   テープでぐるぐる巻き
  

 今回の大手術が成功だったかは晩秋になると分かります。枯れなければ成功です。さらに来春に元気に葉が出てくれば大成功です。なお、イチジク以外にも芯食い虫にやられた果樹がありました。それはナツメです。地上10cmの所をぐるりと円周状に食べられていました。地上10cmから上の幹や葉が枯れて倒れてしまいました。やれやれ!その後,そのナツメは根元から新しい芽を出してきたのは救いでした。

    あちこちの穴を治療後、テープでぐるぐる巻きしたイチジク


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