久しぶりに雨の中をウォーキングしました。通常今の時期ならば雪が降るのですが、最近の気象温暖化の影響なのか一日中雨が降っていました。早朝天候が不順だとウォーキングを実行しようかどうかいつも悩みます。前回は早朝雨だったのでウォーキングを中止したら10:00頃から快晴になりました。逆に今回は早朝雨は降らなかったのでウォーキングを実施したら10:00頃から雨が降ってきました。今回、雨でも楽に歩くことができる短いルートに変更しました。
実質的に貸し切り状態だったおうちえんでくつろぐ
雨の中、JA南すおう平生を10:00にスタートしました。最初の目的地である毘沙門堂に着くと立ったまま休憩しました。休憩しながら旧道や国道188号線の変遷について説明しました。毘沙門堂を出ると道端のお地蔵様に行きました。その後しばらく歩いて、古い県道に合流しました。長谷の県道は、かつて大野南と伊保庄をつなぐ街道でした。
毘沙門堂に向け歩く 集会所内の毘沙門様 道端のお地蔵様
県道を100m位歩くと、おうちえんへ行く道に分かれました。15分位緩い坂道を進むとおうちえんの建物が見えてきました。雨が降らなければ、節分の豆まきをする予定だったそうです。ところが、雨のため節分の催しが延期になったそうです。そのため、我々がおうちえんに着いた時には誰もいませんでした。我々が実質的におうちえんを貸し切った状態となりました。子供達が座るであろう床に腰をおろしました。雨が降りしきる中、美味しくお弁当を食べました。
おうちえんに向かう坂道を散策 おうちえんで飼われている鶏や山羊
おうちえんには、昭和30年代の生活が残されているように思います。子供達は野山を駆け回り、自分たちで工夫しながら遊びます。テレビゲームなどの遊びはありません。おうちえんの庭には草が全く生えていません。それは、ふだん子供達が庭で走り回っていることを示しています。また、子供達に混じって鶏が畑や庭を自由に走り回っています。子供達は鶏の卵を採卵することが朝の日課になっているようです。
吠えるおうちえんの犬 茅葺屋根のおうちえん 草一つないおうちえんの庭
私が子供の頃、おうちえんに遊ぶ子供達のような生活をしていました。毎朝鶏の卵を取り、お肉が食べたいときには鶏をしめて食べていました。お米や麦も作っており、自給自足の生活が当たり前でした。子供にも仕事があり、私はお風呂の仕事を持っていました。山から木を伐り出し、斧で木を割り、その木を燃やしてお風呂をわかしていたのです。さらに我家は酪農をしていたため、牛の餌やりの仕事もありました。子供も貴重な労働力でした。今の子供には想像できないと思います。
雨の降りしきる中、ウォーキングしたルート