田布施町の古い農業記によると、3月に藍の種まきが始まります。農業記に藍が書かれていると言う事は、その昔は藍が盛んに栽培されていたことを示します。実際、昭和20年代まで田布施川の関戸橋近くに藍染め工房があったことが写真で確認できます。また、江戸時代の司馬江漢の旅行記「西遊日記」(天明8年9月28日)に、田布施町は藍染めが盛んだったことが記載されています。つまり、当時は藍がたくさん栽培されていたに違いありません。
藍を育苗する畑に藍の種をまく
去年と同じように育苗した藍を5月本畑に移植する予定です。そして、7~9月にかけて藍の葉を収穫・乾燥するつもりです。ところで、藍の生葉を使って薄い藍染めはできるのですが、まだ藍の葉を発酵?して濃い藍染めをできないでいます。プロではないので、薄い藍染めの青、紅花の橙色、タマネギ皮の茶色、白い綿色の4色だけでもいいかなと思っています。茶綿、緑綿を加えれば6色になります。その6色の糸で布を織ることができればと思っています。
小さな藍の種子 レーキで畝を平にする 種まき後薄く土を被覆