上関の皇座山は、周東地区にある山の中で私の好きな山の一つです。子供の頃から何度も登りました。最近では、この夏にバイクで、4年前に、5年前にも登りました。40年ほど前の大学年のときに、友達と上関までバスで来て歩いて登ったこともありました。それ以前は、小学生頃に親戚の叔父さんに連れられて何度か登りました。近隣の山では一番多く登った山ではないかと思います。
山頂手前の尾国と上関の分岐点 山頂手前の駐車場付近
今回皇座山に登ったのは、ウォーキングする場合の歩程を計測するためです。バイクの距離計を使っておよその距離を測りました。この山は、車で登ればあっという間に到着しますが、歩いて登ると1.5時間程度かかります。山頂付近の駐車場を中心に、山頂と展望台へは反対の道を歩きます。山頂への道に加え展望台への距離も測りました。
駐車場から約1Km歩くと山頂、平群島や四国が見渡せる
山頂までバイクで行ってみました。途中、相ノ浦からの登山口があります。この夏山頂に来た時、あたりは身の丈ほどある草がボーボーに生えていました。地面が草で覆われ、岩しか見えないほどでした。今回は、草がきれいに刈り払われていました。山頂で眼下に見える平群島やその向こうに見える四国を見下ろしながら休憩しました。
駐車場近くの休憩所 休憩所から0.7Km先の展望台
いったん駐車場に戻ると、こんどは0.7Kmほど離れた展望台まで歩いて行ってみました。ここからは、瀬戸内海を遠望することができます。遠く、四国や九州をはっきり確認できます。四国は街や工場の形さえ確認できるほどよく見えます。ここは、あらためて四国が近いことを確認できる良い場所です。
周防大島が眼下によく見渡せる、その先には四国の街も
展望台から西を見ると、祝島やその向こうに九州がよく見えます。九州はさすがに遠いので、街は見えませんが山の形ははっきり見えます。国東半島、由布岳や阿蘇と思われる峰々が分かります。また、眼下に上盛山が見下ろせます。上盛山も高い山だと思っていましたが、皇座山の方がより高いことを実感できます。
西方向には、上盛山(丸),祝島,そして九州の山々が見える
展望台から皇座山を振り返ると、そのなだらかな山の形がよく分かります。柳井市の琴石山は岩だらけの上り下りが激しい男性的な山ですが、この皇座山はなだらかで女性的な山だと言えます。駐車場,山頂,神社の位置関係が、この展望台からよく分かります。
展望台から皇座山を振り返って、駐車場(左),山頂,神社(右)の位置がよく分かる
展望台で眼下の景色を堪能していると、日が沈みかけてきました。急いで下山することにしました。途中、上関の研修所跡に寄ってみました。研修所の前は牧場か何かの跡地だったようです。さらにその前は、父親の話では昭和20年代初期に開拓団が住んでいたそうです。私が子供の頃、父親は牧場を経営していました。このため、父親の知り合いがこの皇座山で開拓団として牧場か何かを経営していたのかも知れません。
研修所跡、それ以前は牧場や開拓団跡 皇座山登山口、傍にバス停
皇座山から下山すると、バス停でバスの時間を調べました。ちなみに皇座山へは尾国から室津半島スカイラインを通って皇座山に行きました。尾国から駐車場手前の上関からの道との出会いまで6.3Km、出会いから駐車場までは0.5Km、駐車場から頂上まで1.1Km、駐車場から展望台まで0.7Km、上関からの道との出会いから上関登山口まで4.6Kmの距離でした。上関から歩いて登る場合、皇座山駐車場まで2時間かからないと思います。
下山後、登山口から0.4Km先にある高校同級生の経営するガソリンスタンドに立ち寄りました。ちょうど同級生がいたので、少しの時間ですが談笑しました。そして日が傾く道路を一気に我家に帰りました。
皇座山で通ったGPSポイント、どこも歩きやすく快適
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尾国〜皇座山〜上関を散策
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