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Channel: 東京里山農業日誌
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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 14/x (経糸作り 3/x)

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 大雨で野良仕事はお預けです。そのため、しばらくしていなかった経糸作り(染色)をしました。ちなみに、私の染色はすべて自然由来です。今回は、タマネギの皮を煮て経糸の一束を薄茶色に染めました。残った薄黄と薄赤が終われば、いよいよ織機に経糸を張る作業に入ろうと思います。筬や綜絖に経糸を通すのはとても面倒です。今回は120本の経糸なので、以前の208本よりは楽に張れるのではないかと思います。それが終わると、ようやく織りに入れます。

       タマネギ皮の煮汁に経糸を浸す


 タマネギの皮を使った染めは、次のようにしています。乾燥したタマネギの皮を、ハサミで細かく切り刻みます。水と一緒にミキサーに入れ、タマネギの皮を粉々に砕きます。次に、ミキサーから鍋に移してぐつぐつ煮ます。タマネギの皮を製粉機であらかじめ粉にして、鍋の水に直接入れても良いかも知れません。

  ミキサーで攪拌     鍋に移す       ぐつぐつ煮る
  

 煮えた後、タマネギの皮を鍋から濾し取ります。その濾した煮汁に染めたい経糸を入れます。そして、再度ぐつぐつ煮ます。煮るほどに濃く染まるようですので、時々染まり具合を確認すると良いでしょう。前回うっかり煮すぎて濃く染まりすぎました。染まったことを確認すると、鍋から取り出して流水で洗います。あとは、天日で乾燥です。薄茶に染まりました。明日のコットンクラブで、残った経糸2束を薄黄と薄赤に染めようと思います。

  タマネギの皮の煮汁に浸す     茶色に染まった経糸を天日乾燥
 


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