これまで、金綜絖二つと筬一つを使う織機を使ってきました。整経に手間取るタイプの織機です。そのため、整経に手間取らないリジット織機を探していました。新品はなかなか高価です。今回、ようやく中古品のリジット織機を二個手に入れました。この織機には織りかけの布が付いていました。筐体に傷が付いていないかなどの確認をしました。去年の山口ウール展では、借りた織機を使って作品を作りました。今年はこの織機を使って作れそうです。
入手した中古のリジット織機、右は金綜絖二つ筬一つの織機
織機の外観を見渡したところ、大きな傷や凹みなどはありませんでした。織りかけだった布は経糸は細い糸でしたが、横糸は布を薄く1cm幅位に切ったものでした。さおり織りの一つかも知れません。綜絖部を上下すると奇数番目の経糸と偶数番目の経糸がちゃんと分かれるため問題ないようです。確認し終わると、織りかけの布を外しました。
織りかけの布が付く 綜絖部の上下を確認 シャトルに巻かれた横糸
次に綜絖部のピッチを確認しました。10cmで40ピッチのようです。そのため、幅30cmの布を織ろうとすると、経糸を120本張る必要があるようです。この織機に慣れるため、手拭いか、何かのマットか、マフラーかを作ってみようと思います。いただいた毛糸がいくつかあるため、その毛糸を使ってみようかと思っています。なお、もう一つの大きめのリジット織機は、しばらくは使う見込みがないためしまっておきました。
綜絖部のピッチを計測 ラチェット部の動作確認
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中古の織機(リジット織り)を入手
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