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Channel: 東京里山農業日誌
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麦畑、鳥の食害を避けるため防鳥糸を張る

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 毎年のことですが、今頃麦畑に防鳥糸を張っています。かつては防鳥網を張っていましたが、私一人では張ることができませんし、時間がかかります。収穫時の撤去も大変です。そのため、今では一人で張ることができる防鳥糸を使っています。それでも鳩やスズメなどの害鳥が食害しますが許せる範囲です。鳥たちに一度食べられてしまうと、味をしめるのか何度でもやってきます。群れを呼ぶのか、そのうち大群でやって来るようになります。今年育った若鳥たちもやってきます。
 防鳥網にしても防鳥糸にしても、花が咲いているうちに張ることが大切です。鳥たちは実が成熟しつつある時にも食べに来ます。成熟する前(乳熟期)の乳のような白い液をすするように食べるのです。一度その味を覚えると、網をくぐって食害するようになります。困ったことです。

     麦畑に鳥が来ることを防ぐため、防鳥糸を張り巡らせる


 一昨年までは白い防鳥糸を使っていましたが、鳥には見えるようです。見ていると、器用に糸を避けながら飛来しています。そのため、昨年から黒い防鳥糸を使うようにしています。張っている私自身が見えない糸です。空を飛ぶ鳥は翼が命のようです。そのため、翼に異物が当たるのを嫌がるのだとか。一度防鳥糸に引っかかると二度と畑にやって来ないようです。黒い防鳥糸は鳥に見えないため、翼が引っかかりやすいようです。なお、黒い糸は高価であるため安価な白い糸と使い分けています。

  糸を張るための支柱    黒い糸を縦横に張る    白い糸も張る
  

 麦をよく観察すると、小さな花が咲いていました。麦は稲と同じで綺麗な花は咲きません。雄花穂が穂から垂れるので花と分かります。雄花穂が無くなると、実になるための乳熟期に入ります。以前はいろいろな麦を栽培していました。大麦、裸大麦、紫麦、オートミール、二条大麦、ライ麦、燕麦などです。しかし、今は小麦だけにしています。仕事などが忙しくて、すべての麦を収穫したり加工する時間がないのです。今年収穫した小麦は、小学生に手回し製粉してもらい、製粉した小麦粉を使って調理してもらおうかと思っています。ホットケーキか、生パスタか、クッキーを考えています。

   たくさん穂が出た小麦         たくさん花が咲いた小麦
 


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