猛暑が続いていますが、今頃はよく田んぼが渇水します。そのため、堰をきるか溜池を抜いて田んぼに水を入れます。わら細工のために作った一坪田んぼ、水が無くなっていました。底を見ると、小さなカエルが飛び跳ねていました。田んぼの底がひび割れするほどではないのですが、このまま放置しておくと稲が枯れてしまいます。そのため、ホース引いて井戸の水を入れました。
ところで、稲は穂が出ていました。その穂をよく見ると地味な雌しべが出ていました。稲は風媒花なので花粉が風で飛んで、9月頃には実ると思います。そして、9月下旬か10月初めには稲刈りできそうです。
水が無くなった一坪田んぼに、井戸の水を入れる
我家は元々は稲作農家でした。祖父は農耕用の黒牛を飼っていました。建屋の端に牛小屋があり、時々牛の鳴き声や吐く息が聞こえました。ところが、私の父親の時代になると機械化の流れが押し寄せてきました。当時は先端的な機械化農業をしていたためか、新聞に載ったり研修生が全国からやってきました。その研修生のための家がありました。今の農作業小屋です。その後、稲作から酪農に転換したのですが、時代の流れは酪農に厳しすぎたようです。酪農家は激減してしまいました。
渇水して水が無い一坪田んぼ 水を入れた一坪田んぼ
田布施町内を散策すると、どの田んぼのどの稲も穂が出ていました。我家の一坪田んぼで育てている稲も穂が出ていました。その穂をよく見ると、花が咲いていました。とても地味な花で花びらはありません。白い雄しべが外に出ているだけです。受粉後、実がだんだん大きくなります。つまりお米ができます。お米が熟せば、いよいよ稲刈りです。刈り取った稲は天日乾燥して脱穀します。脱穀した後のわらをわら細工に使おうと思います。
ようやく稲が開花、籾から出ているのが稲の雄しべ
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一坪田んぼが渇水のため水を入れる、稲の出穂と開花
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