織機に経糸を張り終わり、今回で横糸の染色が終わりました。去年は薄く染色したため、色と色の境がぼんやりしていました。今年は一転して濃く染めてみました。どの毛糸も、田布施農工高校が飼われている羊の毛を100%使って手紡ぎしました。まだまだ手紡ぎ素人ですので、毛糸の太さはバラバラです。頭の中には色の配置と模様のデザインはあるのですが、織りに入る前にパソコンのCADを使って出来上がりイメージを確認しようと思います。それが終われば、ひたすら織りの苦行に入ろうと思います。
七色に染めた手紡ぎ毛糸(右端は無染色)
今回染色した横糸は、黄色と紅色です。共に紅花を使って染色しました。紅花は何度も使っているため難なく染色しました。なお、黄色はよく染まりますが、紅色は染まりにくいようです。同じ動物性繊維である絹はよく染まるのに不思議です。さらに綿もよく染まります。なぜ毛糸が染まりにくいのか分かりません。何かが足りないのだと思います。ですが、薄い紅色に染まったので良しとしました。
ところで、緑色に染まる山野草はないものでしょうか。緑色には染まるのですが、しばらくすると脱色するものばかりです。以前藍染めしていた時に濃い緑が出たことがあったのですが再現できていません。たかが山野草ですが、その染色はとても奥深いと思います。
黄色と紅色成分を分別 毛糸を黄色に染色 紅色の成分を抽出
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横糸にする手紡ぎ毛糸の染色、ようやく完了
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