藍染めに使うインド藍は、風に弱いのか地面にべったりと寝るように倒れていました。先日の台風14号のためです。今年は忙しくて、インド藍で藍染めする時間が取れませんでした。また、今だにその染め方がよく分かりません。薄く染めることはできますが濃くは染めることができません。
そのインド藍を起こしている時、よく見るとマメ科特有の花がたくさん咲いていました。また、たくさんの鞘ができていました。種ができているです。熱帯性の植物ですので、染め方と同時に育て方が良く分かりません。熱帯性の植物ですので、そもそも田布施町では育たないのかも知れません。
倒れたインド藍を起こして、立てた杭に結び付ける
さて、倒れていたのは一番大きく成長していたインド藍でした。そのため、花が咲いたり鞘ができていたのでしょう。これまでインド藍を栽培していて気が付いたことがあります。それは、大きく成長するほど早く花が咲き鞘ができることです。結果的に、種を取ることができるのです。日当たりが悪かったり肥料分が少ないと、成長が遅れて花が咲かないのです。温帯の日本では育てにくいのです。沖縄でしか育てられないようです。
ばったり倒れたインド藍 隣に杭を打ち込む 杭とインド藍を結ぶ
文献によると、日本で藍染めに使うタデ藍よりもインド藍の方が藍の成分(インジカン)が多いとのことです。そのため、インド藍をうまく育てることができれば、タデ藍より藍染めに使えるようです。しかし、育てることが難しくて毎年栽培に奮闘しています。今年の夏も終わりました。来年はもう少したくさんのインド藍を育ててみたいと思っています。
インド藍は豆科植物、豆科特有の花 花が咲き終わると鞘ができる
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倒れたインド藍の開花と鞘
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