蓮光寺を出ると、アジサイ園に行きました。アジサイと言う名前が付いているので、アジサイをたくさん栽培している園とばかり思っていました。ところが、参加者の一人から、アジサイ園ではなくアジサイ苑との訂正がありました。つまり墓所とのこと。
すっかり勘違いしていました。入口の石柱をよく見ると、確かに「あじさい苑」と彫られていました。7月に菓子乃樹のアジサイ園に行って満開の数百種のアジサイを鑑賞したため、勝手にアジサイを栽培している農園とばかり思ってしまったのです。誤った先入観でした。
朽ちるのを待つばかりの岩田の雨桑観音堂
アジサイ苑を過ぎて、雨桑公会堂に行きました。そして、その先にあるお地蔵様に向かいました。屋根付きのお地蔵様で、地域の方々に大切にされているようでした。綺麗な前掛けや編んだ帽子をかぶっていました。その傍に灯篭と小さな祠がありました。元々は山の上にあった神社か祠をお地蔵様傍に移したのではないかと思われます。
「あじさい苑」入口の石 赤前掛けのお地蔵様 お地蔵様傍の祠と灯篭
雨桑公会堂前に戻って、次に雨桑観音堂に向かいました。山裾に入るとにわかに道が寂しくなりました。かつては軽トラが通ることができる舗装された道だったようです。しかし、その道に倒れた竹や落下した枝葉が積層していました。倒木などを迂回しながら道を登りました。
再び雨桑公会堂前を通る 倒れた竹などを迂回して登る
しばらくする、半ば放置されたように見える雨桑観音堂が見えてきました。当然ながら誰もいません。相撲場などの施設があることからかつては相当にぎわったと思われます。元々はお寺のようで、本堂内を拝見すると今にもお経が聞こえてきそうな雰囲気です。傍には、居住していた方がいたようで古い洗濯機やストーブなどの日用品がありました。また、郵便ポストには10年位前の消印の配布物がありました。それを推測すると、つい10年位前にはご住職かその家族がおられたのかも知れません。朽ちていずれ倒壊が予想される観音堂でした。
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