今月の少年少女発明クラブは木工製作で、巣箱と小箱を1年ごとに交互に製作しています。今年は2年ぶりに巣箱の製作です。ちなみに去年はコロナ惨禍で木工製作はできませんでした。
最初、子供達に18cm x 200cm 厚さ1.5cmの間伐材を配りました。間伐材にした理由はは、入手が容易なこと、安価な事です。また、木目がたくさんあり地肌がざらざらしているため、巣箱として小鳥に抵抗感が少ないのではないかと思ったからです。今回は子供の数に合わせて、20枚購入しました。なお、私の車はセダンのため一度に20枚は載せることができません。2回に分けて運びました。
間伐材に線を引いたり、ノコギリでもくもくと切断している子供達
間伐材と同時に、巣箱の寸法付き立体図を子供達を渡しました。また、見たり触れるように実物の見本も用意しました。この立体図を元にして二次元平面である間伐材に線を引きます。低学年生はやや難しいため、指導員が立体の寸法を間伐材に書き写す方法を教えました。それが終わると、子供達自身が考えて書き写します。正確に書き写すことができれば、ちゃんとした巣箱が出来上がります。そうでなければ、巣箱に組み上がることができません。
間伐材を子供達に配布 採寸の方法などの講習 間伐材に丁寧に線を引く
間伐材に線を引くと、ノコギリを使って線に沿って切ります。ここで大切なことは、板の真上から見て切ることです。斜め横から見て切ると、切断面がどうしても傾いて切れます。そんな子が少なからずいました。そんな時は、再度線を引いて切り直しします。間伐材は2mあるため、失敗した板を捨てて切り直すことができます。子供の個性の違いが、製図や切り方などに出るんですね。早い子、遅い子、丁寧な子、雑な子、マイペースな子、指導員によく聞く子、そうでない子など、さまざまです。私は事故や怪我の恐れがない限りは手出ししません。
立体図から二次元の板に線を引く 線に沿って次々に板を切る
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田布施町少年少女発明クラブ 今月は巣箱の製作
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