遠心クラッチが固着した草刈機をしばらくぶりに修理しています。今回は、問題のある遠心クラッチを取り出してみました。取り出すためには、遠心クラッチを固定している二個のネジを取り外さなければなりません。ところが、一個は何とか取り外すことができましたが、もう一個のネジは完全に固着してネジを緩めることができません。やむなく、工具箱からインパクトドライバーを取り出して緩めることにしました。効果抜群でネジを緩めることができました。しかし、緩める時に遠心クラッチが暴れて指を怪我してしまいました。
インパクトドライバーを使ってようやく取り外した遠心クラッチ
取り外したネジを観察すると、長年の草刈機使用によってネジの潤滑性が失われていました。遠心クラッチのパッド屑が付着したうえに焼き付いて固着したのではないかと思います。新品のネジを交換すると費用がかさみます。ネジを紙やすりで磨いて径を小さくしようと思います。
シャフト類を取り外す インパクトドライバー 〇:固着したネジ
取り外した遠心クラッチをよく観察しました。特にパッドが摩耗していないか観察しました。すると、ギリギリ1mmは残っているため問題ないようです。それ以上摩耗していれば、新品の遠心クラッチを購入せざるをえません。遠心クラッチはそのまま使うことにしました。気の長い修理となりそうです。
ぎりぎり1mm残ったパッド 片方もぎりぎり1mm残ったパッド
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草刈機の遠心クラッチが固着した故障の修理(2/x)
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