数日前、伐採後に乾燥させていたクヌギの原木をローダー付きトラクターで我家に運搬しました。その原木に、しいたけを栽培するための植菌作業をしました。次のような手順で植菌作業をしました。以前電動ドリルではなく打ち込み専用の金槌も使っていました。
①電動ドリルで穴開け(径9mm)
②開けた穴にしいたけ菌の駒を挿入
③駒を金槌でたたいて穴に打ち込む
④原木を半日陰の場所に移動して立てる
⑤日が当たらず湿り気を保つように、黒い寒冷紗をかける。
①~③を繰り返してクヌギの原木全体にしいたけ菌の駒を打ち終わると、④⑤に進みます。原木の数ほど①~⑤を繰り返します。しいたけ菌を打ち込んだ原木、早ければ一年半後の秋には最初のしいたけを収穫できます。
クヌギの原木に穴あけ後、しいたけ菌の駒を打ち込み中
去年は直径10cm程度の原木に植菌作業をしました。ところが、今年はクヌギの根元の太めの原木でした。そのため、一本の原木に多量のしいたけ菌を打ち込みました。とにかく重いので、転がしたり立てたりするのに力が必要で腰にも負担がかかります。来年はもう少し細い原木でしいたけ栽培をしようと思います。
電動ドリルで穴あけ 穴にしいたけ菌の駒挿入 駒を金槌で打ち込む
さて、原木にしいたけの菌を植え付けると、菌が原木内に繁殖するように保管します。そのため、日が当たらず、湿気を保つように、かと言って雨が直接当たらないようにします。しいたけ菌が繁殖しやすい状態を保つためです。その状態を保てないと、雑菌が繁殖します。例えばきくらげのようなキノコが生えてくることがあります。そうなると、その原木からはしいたけは生えません。
しいたけ菌を植菌した原木を立てる 乾燥しないように黒寒冷紗
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しいたけ栽培のため、伐採したクヌギに植菌(1/2)
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