今年も雑穀のヒエ(稗)の育苗してから畑に植え付けをしました。ヒエと言うと、田んぼに生えている雑草のヒエを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、私が栽培しているのは関東の山間地域で古くから栽培されている食用のヒエです。
私が山村地域を調査した当時はいろんな品種のヒエが栽培されていました。毛が長い毛ヒエや収量が多いヒエなどです。私が今栽培しているのは、比較的収量が多い品種のヒエです。山梨県の山奥で栽培されていたものです。暖かい地域では虫害が多く栽培が困難です。
今回は虫害を減らすために網の中で育ててみようと思い立ちました。お米と比べて食味は良くありませんが、寒い地域での主に飢饉対策として作られてきた作物です。
育苗したヒエを畑に移植、このあと防虫網を被せる
今から40年位前でしょうか、山梨県,静岡県,そして東京の多摩地区を中心に昔の山間地域の民俗を調べていたことがありました。土地の古老と一緒に畑を耕したり,収穫したり,食べたりしました。田んぼができないような急斜面の里山でした。斜面用のクワや独特な耕し方も教わりました。
主な作物はジャガイモ,里芋,ソバ,ヒエ,トウモロコシ,ソバ,シコクビエ,アワ,キビ,大豆,小豆,モロコシ,大麦などの多種多様な穀物が作られていました。どれかの作物が不作であっても、どれかを収穫して食いつないできた歴史があったのです。
仕事は、馬子(馬を使った運搬業),研屋(山から山を越えて、包丁やノコギリを研ぐ仕事),炭焼き,いかだ,木こりなど、山を中心にした仕事が主でした。崖下に馬が落ちた箇所に馬頭観音がありました。
二本の支柱を立てる 育苗し成長したヒエ 苗を畑に植え替え

最初、畑に二本の支柱を立てました。そして、支柱の下に育苗したヒエの苗を植え替えしました。そして、その近くに肥料を置きました。その後、支柱に被せるように180cm x180cmの防虫網を被せました。今年この防虫網か成功すれば来年は広い網を使おうと思います。これから植え替える、シコクビエ,アワ,キビなども防虫網を被せようと思います。
苗の植え替え後、水をかける 防虫網で苗全体を覆う

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雑穀の稗(ヒエ)を育苗し、畑に植え替え
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