5月末に、畑で作る陸稲(農林24:号うるち種)の種まきをしました。しかし、雑草がだいぶ生えてきました。2週間ほど前と今回、陸稲畑の雑草を刈り取りしました。2週間ほど前は、畝間に広く生えている雑草を耕運機のロータリーを使って削り取りました。
耕運機のロータリーを使って畝間の雑草を削り取り(6月中旬)
そして、今回は耕運機を使っては取れなかった雑草を刈り取りました。草取りしやすいように特別の手押し式種まき機を使っているため、陸稲の株は約20cm間隔で生えています。最初、平クワを使って陸稲の株間20cmを削り取りました。
雑草に埋もれた陸稲の株 平クワと手を使って株周りを除草
次に、株の周りに残っている雑草は手で抜き取りました。日差しの中、中腰になっての草取りは腰が痛くなります。草取りが終わった直後は、腰痛で立つことができないほどです。しかし、今のうちに除草しておかないと陸稲は雑草に負けてしまいます。梅雨の時期の草取りはめんどうですが、これをさぼると秋の収穫を見込むことができません。
株のきわに残った雑草を耕耘機でうない込む
最後に、陸稲の株のきわに残った雑草を耕運機を使ってうない込みました。これで陸稲畑の草取りが終わりました。しかしながら、除草の時期が遅かったのか、雑草に負けて株に1本位の陸稲しか生えていないものが数株ありました。
除草後の陸稲の株 株のきわの雑草を再度うない込む
水田で栽培する水稲は、畔を管理し水深をきちっと守れば雑草が生えることがありません。畑で作るお米である陸稲は、雑草対策が一番の難点です。このため、今の日本では陸稲はほとんど見向きもされません。その中でも、うるち種の陸稲を栽培している方は、日本で、もしかして数人もいないのではないかと思います。そもそも、うるち種の種籾は今では販売していません。私は毎年、うるち種を栽培しては種籾を更新しています。
今後は、施肥や台風が来る前の土寄せなどの作業が待っています。例年と同じだと、8月上旬に出穂するはずです。そして、秋の稲刈り、脱穀と続きます。来年の種籾を別に貯蔵した後、残った籾は好きな時に精米して食べます。
畝間も株間も除草した陸稲畑、畑が綺麗になると気持ちさわやか
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陸稲(農林24号:うるち種)の草取り
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