田布施町地方史研究会による今年で4回目の史跡探訪がありました。去年雨で中止となりましたが、今年は最高の秋晴れでした。中央公民館に集合して、9:00に出発しました。最初の史跡は、天王原古墳です。これまで何度も行きましたが、天井石が下斜面にずり落ちていることを初めて知りました。続いて、誓立寺に行きました。天正年間に織田信長との和解で、石山本願寺(今の大阪城)から毛利方のこの場所に一派が逃れてこの寺を建てたとのこと。
天王原古墳の石室 誓立寺を見学 草に覆われた納蔵原古墳
続いて、誓立寺に車を置いて納蔵原古墳に行きました。夏の間にすっかり草に覆われていました。石室への入口近くにスズメバチがぶんぶん飛んでいました。巣があるのでしょう。そのため、石室の中を覗けませんでした。誓立寺に戻って車に乗りました。そして、大波野溜池に行きました。すると、初めての光景に出合いました。溜池が空になっていたのです。今頃は田んぼに水が必要ないので、溜池を干すようです。
干されてほとんど水が無い、大波野溜池
大波野溜池を見学すると、小行司に入り教円寺に行きました。このお寺の栃の木の大木跡を見たり、鐘突堂などを見学しました。このお寺の傍に、多賀神社への登り口があります。続いて、多賀神社へ行き、広場に車を駐車しました。車を降りて多賀神社に行こうとすると、フジバカマの花にとまって蜜を吸う、蝶のアサギマダラを見ました。アサギマダラは、台湾や中国本土と日本の約千kmを遠距離飛行する驚異的な蝶なのです。
教円寺と立派な鐘突堂 蝶のアサギマダラ 多賀神社に到着
アサギマダラをじっくり見終わると、緩い坂道を登って多賀神社に行きました。多賀神社の宮司さんが道を清掃しておられました。多賀神社を見学中、みなさんのお弁当をにこにこパークに取りに行きました。お弁当を持って多賀神社に戻ると、紙芝居の上演中でした。紙芝居が終わると、極上のお弁当を食べました。ご馳走様でした。
小行司に関わる紙芝居の上演
昼食休憩が終わると、多賀神社傍にある夫婦松跡と天寿の松跡に行きました。去年5月のウォーキング時にも来ました。二代目の松を植えたそうですが、その松も枯れてしまったそうです。続いて、子桜の石碑と小野太市の石碑に行きました。小野太市の石碑の隣りに、折れた石碑がありました。たくさんの文字が刻まれていました。ぜひ調査したいものです。今度、拓本を取ってみたいと思いました。
夫婦松跡と天寿の松跡 子桜の石碑 小野太市の石碑を見上げて
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田布施町 第4回史跡探訪 地方史研究会(1/2)
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