トラクタの前輪部品(ボールベアリングなど)が届くまでに、交換する部品回りを綺麗にしました。水で洗いたいところですが、錆に弱い部品ばかりのため軽油で洗いました。軽油を別のボールに入れて、軽油をかけながら歯ブラシで部品を一つずつ洗いました。どの部品も長い間に泥にまみれていたのか、茶色の錆に覆われていました。
前輪を構成する歯車の一つを軽油で清掃
一番汚れがひどかったのはギヤケースカバーでした。錆かと思っていたら泥と錆が一緒になったヘドロ状のものが内側にくっついていました。ドライバーでこそげ落としながら丁寧にその泥錆を落としました。また、周辺にオイルシールがくっついていたので、ノミの一種で取り除きました。このオイルシールは再度前輪を組み立てる時に張り付けます。
泥錆が付いたギヤケースカバーの内側 オイルシールを取り除く
ギヤ,ギヤケースカバー,ハブなど軽油で丁寧に洗うと、地肌が出てきて綺麗になりました。最後に油を吹き付けておきました。次にギヤケースを洗いました。ここにはさらに大量の錆泥が溜まっていました。指でかき出すと、田んぼ固有の臭い匂いが漂いました。田んぼの泥が永い間に溜まったようです。指でかき出したり圧縮空気を吹き付けるなどして、泥錆を全部取り除きました。
金属片(丸の部分)が挟まったギヤケース内のピニオンギヤ
驚いたことに、ピニオンギヤーを回すボールベアリングにたくさんの金属破片が挟まっていました。そして、ボールベアリング自体も少し破損しいているようでした。右側タイヤを回して左のピニオンギヤを回しながら挟まった金属片を取り出しました。金属片は破損したバラバラになった車軸のベールベアリング破片のようです。金属片を取り除くと、ピニオンギヤが軽く回るようになりました。このボールベアリングの破損は少ないようですが、交換しようと思います。
反対側のタイヤを回す ピニオンギヤに挟まった金属片を取り除く
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トラクタの前輪を分解修理(2)
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