※引越し直前からインターネット開通までの期間(4/6〜4/24)、ブログに掲載できなかった記事を順次追記します。しばらく後に日付どおりに割り当て直します。
引越し直後、地元のお祭りの一つである「たぶせ桜まつり」が4月8日に開催されることを知りました。長い東京暮らしでしたので、今回初めてこの桜まつりに行きました。このお祭り、地方の小さなお祭りだとばかり思っていたら、意外に大規模なお祭りでびっくりしました。東京にいる40年間にこの田布施町のお祭りもずいぶん変わったようです。
たぶせ桜まつりの野外ステージ、歌や踊りなどを上演
驚いたのは広場です。いつもは静かな田布施交流館(道の駅?)を利用する方々のための駐車場です。その広場が会場として、出店のテントやフリーマーケットなどで埋め尽くされていました。こんなに賑やかなお祭りを知らなかったとは、この町の出身者として恥ずかしくなりました。
焼き牡蠣の即席売り場 大き目のハンバーグ売り場
どこの桜まつりも出店が多いのは当たり前です。しかし、このお祭りで見どころなのは、、田布施川をうまく利用している点ではないかと思います。一つは、田布施川岸に桜が2キロ程度にわたって広く咲いているため、場所取りをしなくても座わる場所が自由にあるところでしょうか。次に、川ではカヌーなどの船が自由に走り回っていることではないでしょうか、桜とあいまって目の癒しになります。
たぶせ桜まつりは、田布施川の両岸も賑やか
座っているのに飽きると、にぎやかな場所に行けばフリーマーケットなどで買い物をしたり太鼓や踊りなどを楽しむことができます。子供連れの家族であれば、子供が楽しめる乗り物がいくつも用意されていますし子供向けの劇を楽しむことができます。
快晴下でフリーマーケット 塩焼き魚と焼きそば売り場
初めてのたぶせ桜祭りを楽しみながら、知り合いがいないか探してみました。歩いていると、ボーイスカウトコーナーでバームクーヘンを作っているのを見つけました。私も数年前まで、ボーイスカウトで子供たちを連れ歩いていましたので、懐かしく思ってそのコーナーへ行ってみました。
田布施川上流を見て、各種イベント団体のテント
すると、そのボーイスカウトコーナーに中学高校時代の同級生が数人いました。小学校の同窓生や一緒に塾に通った知り合いもいました。彼らはこの地区のボーイスカウト指導者になっているようです。彼らに田布施の話を少し聞くことができました。私がボーイスカウトをすることはないでしょうが、彼らとこれから楽しくお付き合いできればと思っています。
同級生と談笑したボーイスカウトコーナー 川岸では即席釣り大会
たぶせ桜まつりの会場は田布施川に沿っています。この川は近年改修されて私が中学高校時代の頃よりだいぶ綺麗になっていました。堰を開いて水が減っていることが多いこの川ですが、この祭りに合わせて堰が閉じられるようです。水を満面にたたえたこの川にたくさんのカヌーが浮かんでいました。
田布施川、はるか向こうまで続く桜並木と観光客
2km程度にわたってまっすぐな川は、この祭りに合わせて将来ボート競技でもすればさらに楽しいイベントになるのではないかと思います。自宅近くに住んでいる方が、カヌー指導者であることを聞いたことがあります。その方に逢ってみたいと思いました。まだまだ広い会場ですので、もうひと一押しすれば全国的なさくら祭りになると思いました。
桜並木下でくつろぐ家族 田布施商工会議所軒下のお店
商工会議所で私の小学生時代の知人に出会いました。この桜まつりについて聞くと、開催して42年になるとのことでした。42年前、私は高校生でした。この桜まつりを全く覚えていないので、初回の桜まつりは小さなものだったのではないかと思います。42回も続けていると開催者の苦労も並大抵ではなかったのではないかと思います。ご苦労さまです。
待ち人が絶えないカヌー教室 ロボット競技を実演する高校生
私の好きなコーナーを見つけました。それは田布施町にある田布施農工高校生によるロボット競技です。小さなラグビーボールを6台のロボットで奪い合う競技です。何でもこの競技で全国大会まで行ったとか。ロボットの動きが早すぎて目で追いかけるのが大変でした。
野外ステージでは、子供たちに人気のレンジャーが出演中
ロボット競技をしていた田布施農工高校の工業部門は私が中学生時代にこの田布施町に作られました。当時は下松工業高校の分校として作られたように記憶しています。当時、中学校の下校中に建設途中の運動場で遊んだことがあります。何の学校ができるのかなあと思ったものでした。そして、私が高校時代に完成してようで、第一期生が入学してきました。その第一期生がこの田布施川周辺をランニングしているのをよく見かけました。
地元の太鼓クラブでしょうか 小さな子供に人気の乗り物
この桜まつりは広範囲から人が来ているようです。田布施の人口以上の人が集まり、今年はこれまで最高の4万人程度が集まっているのではないかとの話を誰かから聞きました。好天気に恵まれたので、この人数を見るとあながちウソではないと思いました。
警察署や消防署も展示 会場そばに駐車の献血車
会場を回っていると知人から突然声をかけられました。彼は田布施町役場に勤めているため会場を見回りしているとのことでした。町役場の職員はみんな駆り出されているのでしょう。ご苦労さまです。彼といろいろ話をしました。私が定年でこの町に帰ったことを話すと、彼は来年3月が定年とのことでした。会場見回りの邪魔をしてはいけないので、少しの間だけ談笑しました。女性の知り合いも会場にいるはずなのですが皆目分かりませんでした。4時間ばかりお祭りを楽しんだ後に自宅に帰りました。
両岸の木陰からカヌーをのんびり眺める人々
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たぶせ桜まつり
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