今年は暖かい日が続いていますが、すぐに厳冬期がやって来ます。寒さでサトウキビが枯れてしまわないうちに、今年もサトウキビの冬越し作業をしました。作業と言っても、茎を切って暖かい場所に保存するだけなのですが。まずは、収穫しなかった残りのサトウキビの茎を伐採することから始めました。時々茎をかじっては甘い汁を楽しみながらの伐採です。
冬越しのため伐採したサトウキビ
次に、伐採したサトウキビの茎を一ヶ所に集めました。そして、押し切りで根本に近い茎をばしばし切断しました。なお、節が3本残るように切りました。節を2本以上残すことが重要なポイントです。節と節の間が生きて冬越しするのです。そして、来年の春に節から芽や根が出るのです。
伐採したサトウキビ 押し切りで茎を切断 節を2本以上付けて切断
沖縄のような暖かい場所では冬越し作業は必要ないようです。しかし、少なくとも山口県では冬の間サツマイモを保存するような冬越し作業が絶対欠かせません。サツマイモは温度と湿度が一定な芋穴に保存しますが、私はサトウキビを芋穴ではなく室内の暖かい場所に保管します。もちろん、保温と保湿が欠かせません。そして、私だけと思いますが、切り口に消毒剤を塗っています。数年前の冬越し時に切れ口から腐り始めたためです。その予防のためなのです。消毒剤を塗った切断面を乾燥させた後、特製保存箱に入れて冬越しするのです。
切り口に消毒剤を塗布 消毒剤塗布後、切り口を乾燥
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サトウキビの冬越し作業
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