2週間ぶりの少年少女発明クラブです。今回は、前回制作中だったミニチュアカーを完成させました。前回、ミニチュアカーは前進しかできませんでしたが、今回は、左右と前進ができるように工作しました。だんだん工作が難しくなっていきます。5,6年生にはちょうど良いかも知れませんが、3,4年生にはちょっと難しいかな。
最初、電線に熱収縮チューブを被覆する工作
ミニチュアカーを左右に動かすため、スイッチを2個使う電気回路を作ります。その前に、ボードに電線を差し込む線を半田付けしたり、その線に熱収縮チューブを被覆する加工をしました。前回体験している工作のため、子供達は半田ごてを器用に使いながら半田付けしていました。ところで、私が家で熱収縮チューブを被覆する時はドライヤーを使います。ですが、この工作では半田ごてをチューブに当てて被覆します。半田付けと熱収縮チューブによる被覆が終わると、いよいよ回路を作ります。
熱収縮チューブを被覆 回路を組む電線を加工 回路の組み立て準備完了
だんだん工作が難しくなります。右モーターを動かす回路と左モーターを動かす回路を作るのです。そもそも3,4年生にとって、「回路」と言う言葉は初めてかも知れません。確か、私が回路と言う言葉を習ったのは小学5年生の頃ではないでしようか。小学5年生の時に回路を組んで豆電球を光らせたのが最初だったように思います。信号器の赤青緑の光に見立てた豆電球を、三つのスイッチで光らせたと記憶しています。
二つのスイッチの繋げ方を子供達に説明する先生
二つのスイッチの回路を作ることは私には容易でしたが、子供達特に3,4年生には難しかったようです。私は、子供達に付いて説明しながら一緒に回路を作りました。ただ、今回使った回路ボードは裏配線の様子が分からないため、子供達には難しかったようです。むしろ、むき出しのまま半田付けした方が分かりやすかったなかと思いました。
配線に四苦八苦 先生に教えてもらいながら やっと配線完了
配線が終わると床にミニチュアカーを置いて試走してみました。配線が間違っていると、左右が逆に動いたり、そもそもモーターが動かなかったりします。そんな時は高校生のお兄さん達が丁寧に教えてくれました。
次に、みんなのミニチュアカーが完成した頃をみはからって、次の課題に取り組みました。それはLED(Light Effect Diode)を光らせることです。最初子供達は、LEDの向きや回路の組み方について教わりました。
LEDの向きや回路の組み方について教わる子供達
私が子供の頃、LEDはありませんでした。大学1年の時にLEDを初めて購入しました。数百円/個で決して安くはありませんでした。その頃のLEDはまだ明るくはなかったのですが、そのうっすらとした橙色の光を飽きずに眺めていたことを覚えています。LEDがこんなに身近になるとは、当時思ってもみませんでした。
工作が終わると、後片付けです。来月最後の工作があるのですが、その頃私は東京に行くので参加できません。3月の閉講式には参加しようと思います。
LED工作をする子供達 出来上がったLED回路 みんなで後片付け
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田布施町 少年少女発明クラブ ミニチュアカー制作(2/2)
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