昨日、少年少女発明クラブの開講式が終わった後、田布施農業工業高校に行きました。目的は、高校で飼っている羊を見学させていただくためでした。運よく、発明クラブで指導員をされているSさんがこの高校に勤めておられるとのことで案内していただきました。Sさん、羊を見せていただきありがとうございました。今は羊の毛刈りシーズンです。これからは季節が暑くなります。羊が熱射病にならないように、毎年この季節に毛を刈るとのことです。
たくさん飼われている羊たち、そろそろ毛刈りの季節
10年位前のことですが、私は高校生に昔ながらの米作りを教えていました。その高校生達は、農業高校の畜産科で学んでおりたまたま羊飼育担当だったのです。一方、私が所属していた農業支援ボランティアグルーブ(ユギ・ファーマーズ)内に羊の毛を織物にする織物チームがありました。その織物チームに指導者Uさん(内山さん)がいました。
私のところに学びに来ていた高校生達に、せっかく羊を飼っているのなら織物を学んでみないかと誘ってみました。すると、好奇心旺盛な高校たちは、羊から刈り取った原毛を加工してマフラーにするまでの工程に挑戦してくれました。嬉しいことに農業支援ボランティアグルーブの仲間の一人として、内山さんは織物を高校生達に教えてくれました。ありがとうございました。そして、私もそのお仲間に加わって体験したのです。
なお、Uさんは今、独立して山梨県道志村で織物工房「工房むめい花」を開いています。アメリカ先住民ナバホに伝わるナバホ織りも教えています。
首から下を刈られた羊 羊たちを見学 生まれたての可愛い子羊
考えてみれば、この田布施には羊を飼っている高校があるではありませんか。10年前のように、羊から刈った原毛を加工して何らかの織物を作ってみたくなりました。そもそも、郷土館には、通称「たぬきの糸車」と呼ばれる古い紡ぎ機が何台かあります。利用しない手はありません。まずは、原毛の油抜きから始めてみようと思います。
羊小屋近くにある牛小屋も見学させていただく