久しぶりに秋葉原に行ってきました。昔はひなびたラジオ部品街だったのが、今ではフィギュア,パソコン,萌え喫茶などが謳歌しています。やれやれ、私が散策する範囲が毎年のように狭まっています。私が一番好きだった秋葉原は、まだ鉄道博物館があった頃でした。鉄道博物館で売っている駅弁を食べながら休憩することが癒しでした。
レトロな鉄人28号、なんだか周りの景色から浮いている
最初行ったのは秋葉神社です。江戸の昔からあったそうで、お社が数年前に建て直しされました。お社前の銅版に由来が刻まれていました。秋葉神社を過ぎると、お決まりの秋月電子に行きました。今回は、この秋に子供達に工作してもらう予定のICラジオの部品をいくつか購入しました。いろいろな部品棚に入った部品を選んで、買い物かごに入れました。40年前と比較すると、部品の種類が増えかつ量も増えました。秋月電子は、昔も今も電子工作が好きな方々の殿堂です。
建て直した秋葉神社 秋月電子入口 たくさんの部品棚
さて、今回私が購入した部品はICラジオ工作のためです。まずは、低価格で制作しなければならないため、とにかく安い部品を探しました。例えば、コンデンサや抵抗は袋入りのものを購入しまた。例えば、100kΩは100本入りが100円です。つまり、1個1円です。コンデンサ0.1μFは10個100円です。つまり1個10円です。一番重要なAMラジオ用ICは4個100円です。つまり1個25円です。また、バーアンテナはそのまま買えば、1個200円位します。しかし、子供達にフェライトコアに線を捲かせれば60円で済みます。安い部品を求めて秋葉原中を歩き回り、疲れました。
今回購入した、AMラジオを試作するための部品
お昼過ぎ、御茶ノ水のあるレストランに入ってチキンのグリル焼きを頼みました。その料理を食べている時のことです。隣の席を片付けていた給仕さんが、誤ってコップを倒し水や氷がこぼれてしまいました。私はとっさに「お昼過ぎて、疲れがピークだよね。お疲れ!」などと彼女を慰めました。少しびっくりした様子でしたが、照れ笑いしながら少し嬉しそうに「すいません」と小さく会釈してくれました。
私はこれまで、事務,組み立て,音楽演奏,家庭教師などのバイト、そして設計,部品試作,営業,販売,ホームヘルプ,深夜介護などの仕事をしてきました。仕事や子育てなどに一生懸命な人を見ると、何か自分の過去に重なるものを見ます。そして、いつも応援したくなるのです。
食事を済ませると、八王子の我家に向かいました。
秋葉原ラジオデパート 秋葉原ラジオセンター JR秋葉原駅
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秋葉原、散策がてら電子部品を購入
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