手回し式蓄音機は、ゼンマイがほどけるとだんだん回転力が弱くなって音が低くなります。また、ゼンマイの力はそれほど強くありません。そのため、SP盤の円周部分はどうしても音が低くなります。そのため、SP盤をまんべんなく鳴らそうとすると電蓄が必要です。しかし、手持ちの電蓄は故障して動きません。今回、その真空管式の電蓄を修理してみました。
ローラーのツルツルを取る 回転軸も少しばかり磨く
手持ちの電蓄が動かない理由は、数十年もの間にローラーの円周部がツルツルになっているからだと分かりました。つまりターンテーブルとローラーが空回りするのです。そのため、ゴム性のローラー円周部を磨いてみました。ついでに、モーターの回転軸も少し磨いてみました。すると、ターンテーブルが回るようになりました。やれやれ、直りました。以前は聞けなかったSP盤が聴けるようになりました。
すべてのSP盤が聴けるようなった電蓄
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真空管式の電蓄(電気式蓄音機)の修理
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