これまでの小年少女発明クラブの活動は、田布施西小学校でした。今月は田布施中学校で、10日ほど前に科学に関する勉強をしました。今回は、大気圧についての勉強です。小学生、特に3年生には難しかったかもしれません。しかし、理屈抜きで、このような力があることを知ることは、とても良い勉強になったと思います。
半透明硬質ビニールを加工 コップにピタリと付ける コップが持ち上がる
最初の実験は、ハサミで切り抜いた硬質ビニールをピタリとコップの淵に付けます。そして、硬質ビニールを持ち上げると、吸い付くようにコップが持ち上がるのです。続いて、コップの中にどの位の重さのものを入れて持ち上がるかを実験します。班ごとに、ビー玉,乾電池,水などを入れて実験しました。みんなの中で、一番重かったのは400g位でした。
持ち上がった重さを測りで測定
続いて、同じ大気圧の実験ですが、今度はガスバーナーなどの器具を使います。ここで初めて知ったのですが、今の学校ではアルコールランプを使わないのですね。アルコールが液体のため扱いが小学生には難しいからでしょうか。いつからアルコールランプが廃止されたのでしょうか。そのうち、バスバーナーも危ないとのことで、いつの日にか電熱器になるのでしょうか。
使ったガスバーナー 空き缶に水を入れ加熱 蓋をして水で冷やす
さて、空き缶に適度な水を入れて、ガスバーナーで加熱して沸騰させます。そして、その空き缶に蓋をします。その直後、水を入れた桶にその空き缶を入れます。すると、冷やされて空き缶がペコペコ音をたてながら窪んで、ついにはぺったんこに潰れます。これは真空状態になった空き缶が大気圧で潰される実験です。子供達には、その力の強さが分かったのでないでしょうか。
音をたてて潰れていく空き缶 最後に実験器具の片付け
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田布施中学校 11月の少年少女発明クラブ活動
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