今年も田布施農工高校で飼われている羊の毛刈りを見学させていただきました。今年は、ある幼稚園の方々をお呼びしました。子供が数人だけ見学に来るのかと思っていたら、お母さん方を含めて20人位の大勢がやってきました。幼稚園で飼っている山羊は知っているようでしたが、羊は初めてのようでした。どの子も目を丸くして羊の毛刈りを見ていました。
待ち合わせた高校正門 これから毛刈りの始まり 最初に先生が刈り取り
ちなみに、私が幼児の頃に家で何頭か羊を飼っていました。羊を飼っていた理由は、毛糸を入手するためでした。刈り取った羊の毛の塊と毛糸を交換していたのです。そして入手した毛糸を使って衣服を作っていました。このように物々交換で毛糸を入手していた時代があったのです。
目を丸くして見ている子供達 幼児時代の私、そして羊
物が乏しかった昭和30年代初期、いろいろな農産物を物々交換していたように思います。例えば、我家で飼っていた乳牛から採乳した牛乳を、近くの養鶏を営んでいた家とで物々交換していました。つまり、牛乳と鶏卵を交換していたのです。このように、現金ではなく物で交換して生活していた時代があったのです。今思えば良き時代でした。
高校生の毛刈りを見ている子供や保護者
毛刈りの次に、子羊を見させていただきました。羊舎の中には生まれたばかりの羊が二頭丸くなっていました。この子羊を見て、さすがに「かわいい!」の連発でした。その後、私は刈ったばかりの羊の毛を一袋いただきました。近日中に脱脂して糸紡ぎしようと思っています。田布施農工高校の先生方や生徒さん方、忙しい中で羊の毛刈りを見学させていただきありがとうございました。
生徒さんによる毛刈り 刈った毛は袋に収納 羊舎内の子羊を覘く
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田布施農工高校で羊の毛刈りを見学
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