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Channel: 東京里山農業日誌
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田布施町の陶土を使って土器・埴輪作り(その2)

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 先日、城南地区のある場所から陶土を採取しました。その後、郷土館でその陶土をトロトロに溶かす作業してきましたが、硬くしまった粘土のような土なのでなかなか溶けません。しかし、暇をみながら時間をかけて棒で突いたりこね回してきたため、ようやくトロトロになってきました。そこで、次のステップに進むことにしました。

  トロトロに溶けた陶土            金網でゴミや石を濾す
 

 トロトロになった陶土の中には、小石や根などが混じっています。それらのゴミを金網で取り除くステップに入りました。ところが、トロトロとは言え簡単には金網を通過してくれないのです。仕方なくコップで押しつけるようにしました。すると、なんとかトロリと金網を通過しました。

 小石などを濾過した陶土  破れて穴が開いた金網    取り除いた小石や根    
  

 しかし、溶けていない陶土が意外にたくさん残っており押し付けるのに力がかかります。そのうち、金網が破れて穴が空いてきました。その穴を避けるようにしながら、三日かけてトロトロの陶土のゴミを取りました。今考えると、サラサラになるほど水を加えていれば濾過し易かったのではないかと思います。ところで、金網の網目が大きかったので、小さな砂などは残ったままだと思います。
 次に、濾過した陶土を、Eさんにいただいた広めの布に移しました。そして、その布を絞るように口を堅く紐で縛りました。

   濾過したトロトロの陶土を袋に       漏れないように布の口を縛る
 

 この段階で溶けた陶土の重さは10kg位はあったでしょうか。続いて、口を縛った布を木の枝にぶら下げました。すると、水分がポタリポタリと落ちてきました。万が一袋が破れても受け止められるように袋の下にタライを置きました。しばらく天気が良さそうなため、これから3日間位ぶら下げ続けようと思います。さて、土器や埴輪作りに使える粘土はできるでしょうか。

      トロトロ陶土を入れた袋をぶら下げて水分を抜く


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