田布施町の陶土で土琴ができないか試作をしてみました。ドレミの音が出るように細長い土棒を固有周波数に合わせて焼いてみました。おそらく音は出るにしても、とてもドレミの音は出ないだろうと思っていました。やはりその通りでした。
焼きあがったものの、大幅に縮小変形
焼きあがった土琴は、1~2割小さくなっていました。そして、炎の当たり具合で縮小にむらがあるようです。当然音も予定よりも高い音が出ました。さらに、小さな土琴は音が曇っているのです。ある大きさ以上でないと、音が出にくいようです。
土琴をぶら下げる糸 ドの土琴を糸で結ぶ 次々に土琴を糸で結ぶ
ドとレのつもりの土琴は音が高い方に大幅にずれていましたが鳴りました。ミは音が大幅に高くなっており、叩いても音が小さいです。その他は音が曇っていました。焼きによる縮小を予測して、大き目に作ると良い音が出るようです。また焼く温度を高くした方が良いようです。ベル型にして試作した土琴は、小さくても良い音が出ます。土琴への道は険しいです。やれやれ!
焼きあがった土琴、左三つは音が出るもののずれた音、他は残念