西竹部のむつみ会館を出ると、次に稲荷山古墳に向かいました。この古墳は名前のとおり稲荷社として地元の方から祀られてきました。稲荷社の鳥居をくぐって進むと小さな広場があります。かつては稲荷社のお社があったのではないかと思います。その広場の山側に口を開けているのが、稲荷山古墳の石室です。損壊を防ぐためか、石のつっかえ棒が入口を支えています。
稲荷山古墳に向かう 鳥居を抜けると広場 古墳の石室入口
稲荷山古墳の解説を済ませると、次に東漸寺に向かいました。東漸寺に向かう道すがら、なつめの木を発見しました。実がなっていたので一粒しっけいしました。口にすると懐かしいリンゴのような味とシャリシャリする食感を同時に楽しむことができました。我家にもなつめの木を植えているのですが、なかなか大きく育ちません。
なつめの実を眺める 東漸寺に到着 山門前に線路が敷設
なつめの実を眺めた後、5分程度歩くと東漸寺に到着しました。このお寺の山門前数m先に
山陽本線の線路が敷設されています。そのため、山門前をひっきりなしに電車が通ります。この付近の線路は微妙に線路がカーブしています。山影に隠れて走ってくる登りの電車は見落としてしまいそうです。
今回の史跡巡り健康ウォーキングに参加された方々
その昔、東漸寺のご住職がひかれて亡くなったことがあるそうです。その状況が分かるような気がします。時々目の前を通過する電車を見ながらお昼休憩にしました。東漸寺での昼食休憩が終わると、裏山にある大田資直(すけなお)の石碑に向かいました。途中、荒神社の鳥居を通りました。
大田資直の石碑に向かう 大田資直碑隣の荒神社 大田資直の石碑
大田資直は幕末期に奇兵隊の隊士でした。そして、除隊後に地域に貢献した方です。地域の方々が、その貢献を顕彰するためこの石碑を建てたとのこと。ただ、その子孫が地域に住まなかったため、今では自宅跡も何も残っていません。石碑だけが残っています。
荒神社と大田資直の石碑がある林
ところで、荒神社と大田資直の石碑がある林は、昼なお暗い林です。杉が整然と植えてあります。樹齢は40年位と思われます。つまり30年位前に植林したのではないとかと思います。ただ、周りから竹が押し寄せていました。このまま竹を伐採しないでいると、次の40年後には足の踏み場が無い竹林になってしまう恐れがあるように思いました。
今回歩いた竹部~御蔵戸のウォーキングコース