今月になってから綿の収穫が一段落したため、綿繰り(綿の種を取る作業)をしました。新しい綿繰り器が1台、古い綿繰り器が3台あります。その4台を使う予定でしたが、古い綿繰り機のうち2台は、傷んでいるため使うに耐えません。そのため、2台を使って綿繰りしました。元々綿繰り器は座敷の上で使うように作られています。テーブル上では使いにくいため、テーブルにクランプで固定して椅子に座って作業しました。
談笑しながらの楽しい綿繰り作業
綿繰り器を初めて使う方がいたため、その使い方などの説明をしながら使ってもらいました。江戸時代から使われている手回し式の綿繰り器です。丁寧に扱わないと壊れてしまいます。ギリギリときしむような音が出始めると注意が必要です。2台のうち1台は緑綿の、もう1台は和綿の綿繰りに使いました。
和綿の種を取っている古い綿繰り器 緑綿の種を取っている新しい綿繰り器
午後からの短時間の綿繰りでしたので、それほど多くの綿繰り作業はできませんでした。しかし、しばらくは糸紡ぎできる量の綿を取ることができました。綿繰りは素人でもできますが、次の工程の糸紡ぎはなかなか上達しないとできません。スピンドル、手回し式糸車、足踏み糸車があります。今後は綿繰りしつつ、のんびり糸紡ぎしようと思います。綿繰り作業をしていただいた方々、ありがとうございました。
綿繰りを済ませた緑綿と和綿、今後は糸紡ぎも