時々小麦を製粉してパンなどにして食べています。使っている製粉機は、餅つきやみそ作り兼用の機械です。家庭用のため、市販されている小麦粉のような超微細粉にするには時間がかかります。また、製粉後に糠などを選別していない全粒粉のため、市販の小麦粉のように白くはありません。やや茶色の全粒粉です。今回、東田布施公民館からお願いされた小麦の製粉を始めました。
築70年位の農作業兼製粉小屋
預かった小麦は、プロ農家が作った小麦ではないようです。地元の有志の方々が作った小麦のようです。小麦を手に取って見ると、皮が取れていない麦、虫食い麦、未熟麦、雑草の種などのゴミが混じっていました。ただし、砂のような致命的なゴミは無いようでした。そのまま製粉すると、それらのゴミが混じってしまいます。唐箕で風選してゴミを取りました。それでもすべてのゴミは取り切れませんでした。
混じっていた雑草種や皮など 唐箕で風選してゴミを取る
製粉に入る前にいったん製粉機を分解しました。そして、湿らせた布で外側や内側を綺麗に拭き掃除しました。製粉機は、製粉するたびに掃除しなければなりません。特に春や夏、製粉機内に残った小麦粒や小麦粉に虫が湧くのです。すると、機械の内部が腐食したり錆が出ることがあるのです。
分解中の製粉機 回転する外臼と内臼 回転軸も掃除
麦の製粉はほとんどの場合、1度(1次製粉)ではできません。最初に荒く粉砕し、次により細かく粉砕し・・と繰り返して4度目か5度目にようやく粉になるのです。けっこう手間がかかるのです。また、家庭用の製粉機ですので何十kgの麦を1度で製粉できません。今回預かった小麦は30kg位でしょうか。10kg位ずつに分けて製粉しようと思います。そもそも30kgも入る受箱がありませんので。
製粉を開始した小麦、上のホッパーに入れると、右下に粉砕されて出る
製粉機に負荷をかけないように、10kg位の小麦を1次製粉してみました。1次製粉のため、小麦は粉ではなく粉砕された状態です。1次製粉が完了した頃夕方になり暗くなりました。2次、3次、4次製粉は明日か明後日しようと思います。4次製粉まで終われば、東公民館に持って行こうと思います。仕事などの合間をぬって、すべての小麦を4次製粉し終わるのは12月中頃になりそうです。
1次製粉(荒製粉)進行中 1次製粉の小麦
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預かった大切な小麦を製粉開始(1/x)
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