この秋に収穫した各種綿を綿繰り器にかけて、綿と種を分離しています。その作業する人も足りないのですが、そもそも綿繰り器が足りません。今のところ2台で棉繰りをしていますが足りません。かと言って、購入するには高価です。オークションで探してみても、けっこう高価な値段です。そのため、故障して動かない綿繰り器をただみたいな値段で入手しました。そして、直してみることにしました。
分解された故障綿繰り器 組み立てると楔なし 楔を手製で制作
手に入れた綿繰り器を見ると、いっけん何もないように見えました。しかし、組み立ててみるとハンドルを回すことができません。そこで、正常に使っている綿繰りと比べてみました。すると、楔が1本欠けているではありませんか。これではハンドルを回しても動くはずがありません。
手製の楔を所定の場所に差し込む
欠けた楔を作ることにしました。そこで、DIYのお店に行って適当な板を購入しました。そして、さし金を使って楔を作るための線を引きました。次にのこぎりで板を切って楔を切り出しました。紙やすりで磨いて楔を完成させました。
できあがった楔を綿繰り器に差し込むと、ハンドルが軽快に回るようになりました。綿を入れると種と綿を分離できることを確認しました。ただ、小さい種はローラーに巻き込むので、種が小さい和綿には不向きのようです。とにかく直すことができて良かったです。
手前に綿の種だけが残る 反対側には分離された綿を排出
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壊れた綿繰り器を修理
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