先日搬入したとても古い自動織機、今日から時間をみては修理しようと思います。今回は、モーターの回転が自動織機に伝わって、織機の各部分が少しでも動くように修理することにしました。搬入後、モーターが回ることだけは確認しました。ところが、自動織機軸のプーリーにVベルトをかけてモーターに繋げるとなかなか回りません。織機内の車軸などが錆で固着しているか油切れしているようです。そこで、我家の余っているギヤオイルを注すことにしました。
古い自動織機のあちこちに油を差す
織機の回転軸には油を差して、往復運動する箇所にはグリスを塗ることにしました。グリスは、近くのDIYのお店で購入しました。何箇所か油を注いだりグリスを塗りしましたが、自動織機はなかなか動いてくれません。モーターを動かし始めてしばらくするとモーターが熱くなりました。過電流が流れて熱くなったようです。そのため、しばらくモーターを動かすのは止めました。そして、Vベルトを怪しいと疑いました。
油差しにギヤオイル給油 グリスと油差し 往復部にグリスを塗布
Vベルトを外してみると、何十年も動いていなかったため硬くなっていました。対策として手で揉んだうえでVベルトにゆとりを持たせてみました。すると、最初ノロノロ回っていましが、10秒位経つとおもむろに回転が速くなりました。やれやれモーターが正常回転するようになりました。また、自動織機のメイン車軸も正常に回転するようになりました。そこで、綜絖部を動かすペダルを踏むと、綜絖が前後に動くようになりました。やれやれ、修理の第一段階を超えました。今後はシャトル部の修理をするつもりです。
硬いVベルトを緩める 綜絖部を動かすペタルを踏む