1日中、雨が降っていたため農作業ができませんでした。そのため久しぶりに調子が良くないトランジスタの修理をしてみることにしました。まだ修理中のものがありますが、そのほとんどは深刻な故障個所があるラジオです。今回修理しようと思ったラジオは、比較的症状が軽いものです。そのため、容易に修理が終わると思われます。
昭和30年代に製造された東芝製トランジスタラジオ
今回修理するラジオの症状は、ガーガーピーピーと雑音が大きい事です。よく聞くとラジオ放送の音も入ります。ちゃんと受信するのですが、雑音が大きいため聞くに堪えません。雑音が大きいのでなく、音声が小さすぎるのかも知れません。また、中波/短波の切り替えスイッチも接触不良があるようです。スイッチを叩くと音が消えたり聞こえたりします。
革ケースを外したラジオ 内部の部品構成 ラジオの規格
雑音が大きいものの、正常に受信できているのか最初にテストしました。シグナルジェネレーターから1MHzの電波を発信すると、ラジオでその周波数の電波をちゃんと拾います。そこで、いろいろ周波数を変えてみると、600KHz付近の電波は感度が低いようです。代わりに1.5MHz付近の感度は正常のようです。今後、雨などで農業ができない時にシグナルトレーサーなどを使って故障個所を丁寧に追っかけてみようと思います。また、中波/短波の切り替えスイッチを洗浄しようと思います。ラジオ修理は、私にとって頭の体操です。
周波数を1MHzに設定 電池の代わりに6V定電圧を供給
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古い東芝製トランジスタラジオ 7TP-439Sの修理(1/x)
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