時間が少しあったので田んぼや畑などを散策しました。今は冬のため、午後3時頃になるとぐっと日が傾いてきます。そのため山に挟まれた田んぼはすぐに日陰になって、あたりは暗くなってしまいます。そして、まわりの空気もぐっと冷たくなります。
日陰になり、急に空気が寒くなった田んぼ周辺
山と山に挟まれた、この田んぼのような窪地はすぐに日が陰りますが、山を見上げるとまだまだ太陽の日が当たっています。日陰になって窪地が暗いのと対照的に、まだ葉が落ちない山の広葉樹は日に照らされて眩いばかりです。たまたま日が当たる木々を見上げると、その向こうに三日月が見えました。
日陰で暗い窪地の田んぼ 見上げた木々の向こうに三日月
田んぼから帰る途中、2月頃に耕運機で除草したニンニク畑を通りました。その時休憩した木々の間に、何かカラスウリのように赤く染まった小さな実が沢山ぶら下がっている木々を見つけました。とても小さな赤い実のため、何の実だろうと思ってその木の根元に行きました。
カラスウリほどの大きさの、赤く実った小さな実
根元に行って正体が分かりました。それは、とても小さな柿の実でした。一つ摘んでみるとプニュプニュするような柔らかさです。柿ならば食べられるのでは、と思って皮をめくるように剥いで食べてみました。すると、甘みはあるのですが同時に強い渋みがありました。とても食用にはなりません。昔この付近に薬用の木々があった、と聞いたことがあるので、もしかして薬用の柿なのかも知れません。
ニンニク畑から小さな柿の木がはえる木々を見て